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タスジウミシダウバウオ

May/01/’04 後浜1.5号ブイ

昨年の春です。
この頃から本格的にコンタクトレンズを装着してのダイビングに取り組んでいます。
講習以来、度付きレンズのマスクで300本くらい潜ってますが、写真のピントが
いまいち合いにくいので、コンタクトレンズに変更し度無しの普通のマスクに変更しました。
ファインダーを覗いてピントを探ると、バッチリ山がつかめます。
その効果は絶大で、ピンぼけ写真は激減でしたが、以下のような重大な問題が出現しました。

エントリーして、やっぱりグニャグニャとして見えて気分悪くなる。
右に向いたのか、北に向いてるのか全然わからず、星加君について行った。
もどしそうになったので50分でエキジット。

この時のログブックの記述より

つまり、視野の変化により「車酔い」や「船酔い」のような症状がでてました。
現在は随分慣れて、もどしそうになるような不都合はありません。
メガネをかけてる方はお分かり頂けると思いますが、陸上でもメガネを変更
したときは、これほどまで非道くなくても、フラフラしたりすることはあると思います。
しかし慣れというモノはおそろしいですね。
写真は、タスジウミシダウバウオです。
こう見えてもサカナです。
その名前の通りウミシダと共生しています。
ノンダイバーな貴方はこのサカナのコミカルな泳ぎ方を一生見ることは無いでしょう。
テレビとかの電波に乗ることはまず無いと思われる、マイナーなサカナです。
しかし、ログを今改めて読み返してみると、なんか矛盾してます。
もどしそうになるくらいの気分不良で50分も潜ってたとは不思議ですね。
しかも、この時の最大深度は46.3mでした。
そんな深いところまで方角もよく分からないままよく降りたものです。
我ながらおそろしい~(笑)

ホントに「ホソジマモシオエビ」?

January/01/’04 民家下(2)

イトヒキベラを切り上げで僕はボート付近の浅場まで戻りました。
それから、久保師匠が撮影されてる現場をお邪魔しました。
ホソジマモシオエビという綺麗なエビを撮ってらっしゃってました。
そのエビを僕も教えてもらって撮影しましたが、
ご覧のように、サンゴの間で隠れるように棲息していますので、
ダイバーが近寄るとすぐにサンゴの後ろに隠れてしまいます。
僕は見失った「ホソジマモシオエビ」を自力で発見し、出来上がったのが、
上の写真です。
実は、
写真に写ってるのは「エンマカクレエビ」という別のエビだったようです。
こんなですが、これなりに結構大変だったんですよ(笑)

「イトヒキベラ」の幼魚

January/01/’04 民家下

民家下というポイント名ですが、
僕の知ってる民家下ではなく、別の民家下でした。
つまり僕にとっては初めてのポイントです。
にもかかわらず視界は結構悪かった記憶があります。
養殖用の鉄枠が幾重にも重なって沈んでいたりする方の民家下です。
透視度が良ければ、見た目が面白いでしょうね。
でも、残念、ニゴニゴでした(笑)
ほぼ2年前の記憶ですからね~、悪かった事を思い出しただけでも素晴らしいでしょ?
写真は、イトヒキベラの幼魚です。寒い中、変な体勢でじ~っと動かないようにして撮影しました。
ここでは、このサカナが結構群れてたような気がします。
うろ覚えですみません
このダイビングは、ファイル名の通り、400本目のダイビングでした。
それから、平成16年1月1日、お正月元旦の潜り初めでもありました。

「アイゴ」

December/30/’03 後浜1号ブイ(2)

しばらくこのサカナの名前が分かりませんでした。
釣りをする人たちにとってみれば、普通の外道なのでしょうね。
ポジを覗いた最初の僕の感想は、
(こんなサカナは初めてや)でした。
でも、なんか親近感があるようなーー???
図鑑を見ても、載ってないし、ひょっとしたら、ひょっとして・・・
(超レアもの!?!
・・・本来、こんなゴロタ石の多い浅場で見られるサカナではないのでは??)

等と、いつものように一人でほくそ笑んでいましたが、
実際は「アイゴ」でした。
後日(1ヶ月位)、別件で開いた図鑑に偶然というか、バッチリ載ってたのが悲しい。
アイゴといえば、石垣で見た「ヒフキアイゴ」を思い出します。
当地ではどこにでもいる普通種やと思いますが、
僕はホントに初めて見るサカナでした。
その色合いや形にから受けるすごいインパクトは今でも新鮮です。

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「くるりタコベラ」

December/30/’03 後浜1号ブイ

ウミトサカの前でくるっと回ってるタコベラです
タコベラは、一度でいいから綺麗に写真に修めたいサカナの一種です。
いつもこんな変な表情でしか写せません。
この場合の綺麗にというのは、図鑑的に真横からヒレ全開の状態のことです。
言葉って不思議ですよねー。
「綺麗」一つとっても様々な解釈がありますもんねー。
♂「かわいい、と、綺麗で言えばどっち?」
♀「う~ん、きれいかなぁー」
♂「ホント?」
♀「うん」
♂「じゃー、面白い奴より、カッコイイ奴の方がいいね」
♀「うん、そうね」
学生時代、こんな会話が各所で交わされてました。
っで、その翌日必ず発せられる言葉は、
「女がいう綺麗は、いかん、ちがう!!」
「何が格好いいよ、もー話がちがう!!」
誰もがキラキラ輝いていた年頃の思い出です。
懐かしいですねー。

「クマドリイザリウオ」

December/30/’03 後浜3.5号ブイ

イザリウオの撮影はやっぱり難しいですね。
キンギョ根の壁面にいた個体です。
この時のログブックには

クマドリイザリウオ(黄・茶)40mm

となってますが、写真ではクリームですね
色合いは柔らかくて綺麗です。
ソフトなイメージの魚です。

じっとしていればの話ですけど・・。

(エスカを振り回してるときとか、ソフトとは言い難い)
そんなイザリウオは、どうしてもペテン師のように見えてしまいます。
美味しい話に下手に食いついてると、
逆に食べられてしまいます。
・・・皆さん気を付けましょうね(笑)

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「ちっちゃなハゼ」

December/30/’03 後浜1.5号ブイ

平成15年の年の瀬も押し迫った後浜1.5号ブイでの一コマです。
写真は、ハゼですかね~?
ちぃっちゃ過ぎて、同定は不可能っぽいです。
真っ赤なヤギに乗っかってます。
実は、サカナが乗ってる枝の奥に写ってる枝の先端は、僕が手で押さえています。
流れがあって、揺れ揺れだったからです。
安易に、生体に触れてはいけないのは重々承知してるつもりです。
滅多にしませんので許して下さい。
そんな中、不安定な体勢で片手で撮影しているのでピントも合ってません。
構図も「う~ん」な感じですが、
色合いが綺麗ですので、ご勘弁下さい。

「シロタスキウミウシ」

April/13/’03 後浜2.5号ブイ(2)

ウミウシは、あまり撮らないのですが、この個体は色合いが可憐でしたから
ファインダーを覗いてみました。
移動速度が思いのほか速く、アングルを整えるのに一苦労しました。
おまけに、この日は流れもありましたので、触角と、二次鰓も、揺れ揺れです。
ウミウシの進行方向に対して角や鰓も同方を向いていますので、
ダイバーな貴方は、後浜の2.5号ブイ元付近のガレ場にて、
どの方向からどれくらい流れていたか、思いを巡らせるのもまた一考です。
前回のトラギスは、乙女チックでしたが、このウミウシはいかがですか?
「妖艶な夜のピンク」と感じた貴方、そりゃ、病気ぞよ!!

「春のコウライトラギス」

April/13/’03 後浜2.5号ブイ

このコウライトラギスの瞳は、ハート型をしてます。
背景は4月を意識して淡いピンクにしてみました。
なんだか、乙女チックな雰囲気ムンムンです。
(因みに今は9月、もう秋の気配が一杯です)
さらに観察をしていると、人間での白目に相当しそうな場所に、
なんだか血管みたいなものがみえます。
このサカナもコンタクトレンズを装用しているのでしょうか?
新生血管が現れているみたいです。
眼科に行って健診を受けた方がいいかもしれません。

「ミズヒキガニ」

April/13/’03 後浜2号ブイ

写真のミズヒキガニ、名前について考えてみました。
「ミズヒキ」=「水引」と仮に考えてみます。。
慶弔の際に先様に届ける金品は、水引で結ばれ、熨斗(のし)がつけられます。
水引の歴史は古く、飛鳥時代まで遡ります。
随に渡った小野妹子が帰朝の際、随から日本の朝廷へ贈られた贈り物には
麻を紅白に染め分けた紐状のもの「クレナイ」が掛けてありました。
これが水引の元とされてるそうです。
これは帰途の海上の平穏を祈願すると共に、贈り物が真心のこもった品物である
ことを表したものだと言われているようです。
ミズヒキガニは、そんな太古の中国からダイバーのために送られたカニです。
我々の海中での安全を祈ってくれているありがたいカニなのです。
ご覧のミズヒキガニもそんな風に縁起良く見えるでしょ?
逆さになって何とも怪訝な顔でこっちを見てるのは、貴方の気持ちに曇りがあるからです。
何事も、斜に構えず、まっすぐな気持ちで接しましょう。
それにしても、ウルトラセブンに出てくる怪獣「ガンダー」によく似てます。
って言っても、わからないでしょうね~。

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「子供のカサゴ」

May/18/’03 後浜1号ブイ(4)

では問題です。
「カサゴ」と「ウッカリカサゴ」の決定的な違いは何でしょう?
世間では「サカナはには表情がない」とか「無表情だ」とかいわれることが多いようです。
ダイバーである私たちはこのことは間違った認識であることはよく知ってます。
柏島の海で出会うサカナ達は、様々な喜怒哀楽を見せてくれてくれます。
(えっ喜怒哀楽って・・・・)
(威嚇されることはあっても、喜んで迎えられたことあるの?)
ごらんのサカナはカサゴの幼魚です。
この画に写ってるカサゴの幼魚は本当に表情がありませんか?
クイズの回答権を得るために左手をボタンにかけて、
いつでも押せる体勢を整えてる表情が満ちあふれているでしょ?
(・・・ク、クイズの回答権って、君~っ!!!)

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「クモガニ属の一種」

May/18/’03 後浜1号ブイ(3)

ボロカサゴを撮った後、浅場に移動しました。
軽く流しているとキクメイシ科の緑色した綺麗なサンゴに、茶色いゴミが引っかかってました。
「・・・・(笑)」
ちょうど、浅場での時間つぶしに手頃なエビかカニを探してましたので、
直ちに撮影準備を開始します。
ファインダーを覗いて絞り値を決めている時に、もしやホントのゴミかもって嫌な予感が・・・。
顔を近づけて見るとありました、「瞳」。
紛れもなくオランウータンです。
パチパチストロボを光らせていると、動き始めました。
見た目こんなですが、結構素早く動きますよ。
正式な和名は無く、「クモガニ属の一種」として図鑑などには載ってます。
通称「オランウータンクラブ」と呼ばれています。

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「ウネリスリバチサンゴに乗るアカスジウミタケハゼ」

May/5/’03 後浜1号ブイ(2)

水中写真は楽しいです。
年賀状とか、挨拶状とかに使えないかな~って、
こんな写真も撮ったりしています。
右の部分に、文面を入れたらいかがでしょうね。
ハガキとかに使う場合、ノンダイバーが見ても、魚の写真とわかってもらうために、
被写体選びには気をつかいます。
ダイバー垂涎のレアな生き物は、まず何が写ってるのか理解してもらえません。
その点、ウミタケハゼはベストな被写体です。
透明なところが綺麗に見えて、なぜか珍しく思ってもらえるみたいです。
友)綺麗やね~、珍しいんやろ?、なんて魚?
  でも、下のイボイボ気味悪い
僕)綺麗やろ、まあ珍しい方やね・・・、ハゼなんよ
  イボイボなのはサンゴ
  実際見たら涙出るくらい綺麗よ
僕の心の中ではさらに続きます。
(う~ん、オホーツク海ではかなりレアやろなぁ)
(柏島では、どこにでも、うじゃ、うじゃいるけど、まあ、いっか)

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「これもパープルなボロカサゴ」

May/18/’03 後浜1号ブイ

何度か撮ってますが、カサゴの仲間って難しいですね。
こんな風にしか撮れません。
105mmのマクロレンズには不向きな被写体のように思います。
この写真を撮影した時はテレコンバータもついてますので余計ですね(笑)
写真では判りづらいのですが、キャッチライトの入り方が変です。
この時僕は2灯のストロボで撮影していますので、
魚の瞳には2つのキャッチライトが入る事が多いんです。
っで、このポジでは18個のライトが確認できます。
話はそれますが、サラサエビとか、モンハナシャコにいたっては、
瞳自体がモヤモヤってしか写りません。昆虫みたいです。
ボロカサゴの瞳も、昆虫の眼みたいになってるんでしょうかね。
う~ん・・・?

「ニシキカンザシヤドカリ」

May/18/’03 後浜1号ブイ(2)

トガリモエビの撮影を終えても、体内に溶解した窒素の都合でまだ浮上する事はできません。
左手に装着しているアラジンと名付けられたコンピュータは、減圧停止の指示を出し続けています。
こんな時に後浜はいいですね。
減圧停止中でも手持ちぶさたになるような困ったことにはなりません。
(フィルムが残っていればの話ですが・・・)
因みに今回は写真の様なヤドカリの仲間が待ってくれていました。
真のガイドの矢野さんに教えていただいたこのカンザシヤドカリの仲間は、
サンゴに付着したゴカイ類の空の棲管に入って生活しています。
普通のヤドカリは貝殻を背負って外的から身を守りながら、餌を探して移動します。
ところが、これらカンザシヤドカリ属は移動できないので、
触角にあるの羽状毛で流れてくる餌をを捕獲してして生活しています。
「じゃあ、立派な2つのハサミ脚は何のためにあるんやろ?」
こんな疑問を持つのは人情というものです。
文献によると、危険を感じたときに棲管の中に入り込み、この脚で蓋をするんだそうです。
なんかもっとちゃんとした使い方はないのか、と思ったりしてしまいます。

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「トガリモエビ」達

May/18/’03 後浜1号ブイ

トガリモエビ出現の知らせを受けて、待ちに待った柏島でした。
この写真は平成15年5月に後浜で撮影したものです。
このダイビングの目的はこのエビだけだったので、脇目もふれず一目さんに
ポイントに移動です。
美しかったですねー。
 ・オドリカラマツについてる柿色の個体
 ・イバラウミカラマツについてる赤色の個体
 ・ホヤについてる淡い藤色の個体。
こんなに様々なバリエーションを同じポイントで一度に観察出来ることが
嬉しくて、嬉しくて・・・、
いつまでも喜んでいたら大変なことになってしまう魅惑のエビです。
アラジンはずいぶん前に警告音を放ち、お約束の時間を増加させている最中です。
あっという間にフィルムカウントは30枚を超え、満足(?)で浮上を開始します。
(次もトガリモエビをリクエストしよう)
こんな魅惑のエビですね。
店を出るときに明日も来ようって思いながら、
お目当てのホステスに入れ込んでる悲しいサラリーマンの様な気持ちです。
様々な「トガリモエビ」達

No.381_10 May 18 2003

No.382_18 May 18 2003

No.382_02 May 18 2003
でも、彼らは必ず頭が下を向いてます。
なんでなんでしょうね?
こんなのも撮りました。

No.381_36 May 18 2003
「やめて、撮らないで~」
って言ってる見たい(バディー談

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「シラヒゲウニとゼブラガニ」

January/14/’03 勤崎ニューポイント(オシャレ)(2)

マガタマエビいないかな~って、シラヒゲウニをひっくり返したりしていました。
結局、そのエビは発見できませんでした。
(仮にいたとしても僕の眼では気が付かなかったのかもしれません)
集合時間も近づいていたので、ボートの近くまで戻って「これが最後」のつもりで、
目にとまったシラヒゲウニを手に取ってみました。
そこにはカニが潜んでいました。
このウニとこのカニの取り合わせは珍しく思い、思わずファインダーを覗いてみました。
どこにでもいるカニですが、自然と撮影に没頭していました。
安全停止の際、フリッパーズ号の船底をぼんやり眺めながら、
フリッパーズのガイドの矢野さんの言葉を思い出しました。
僕がまだ写真を始めたばかりの頃、よくおっしゃってました。
「ファインダーを覗いている時は、全てのことが自分の頭の中から消えています
普段の生活の中でそんなに集中することは、滅多にないんじゃないですか?
水中写真はそんな意味でも楽しいんですよ」
いかがですか?
皆様は、そんな楽しいダイビングをされてますか?

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「アンボンクリノイド? ウミシダヤドリエビ?」

January/14/’03 勤崎ニューポイント(オシャレ)

この写真は勤崎ニューポイントでの一コマです。
ニューと言ってもかつてヘルフがいた奥の方ではなく、
オシャレの手前のほうです。
写真のエビは黄金色のウミシダに潜んでいるエビです。
当初僕はアンボンクリノイドシュリンプだと思ってました。
その特徴は
「ずんぐりとした体型で、眼の先端が僅かな突起状であること」
(海の甲殻類 峯水亮 文一総合出版)
だそうです。
見たところ、ずんぐりはしてますが眼の先端には突起がないようですので、
どうもウミシダヤドリエビのようです。
この日は、コガラシエビ、パンダダルマハゼ等を見てます・・・。
昨年(平成15年)の1月の話です(念のため)。
ところで、アンボンクリノイドシュリンプに和名が付いてたの知ってました?
そもそもパプアニューギニアの地名Amboinからアンボン・・って呼ばれていた
そうですが、戦国武将の派手な服装や化粧の「婆娑羅」から、
このエビの派手で複雑な模様から「バサラカクレエビ」という和名が付いたようです。
全然関係ないですけど(笑)
因みに撮影データは珍しく「RDPIII」、f22、1/250、SB105 1/4 2灯です。
ちょっとアンダー過ぎましたかね、☆加くん?

「卵を抱くヒトデヤドリエビ」

December/30/’02 後浜3.5号ブイ

年の瀬も押し迫った12月30日、後浜3.5号ブイ。
この広大な砂地での、ちっちゃな一コマです。
このエビ、現場では半透明な藤色に見えましたが、
ポジにはご覧の様な色で写ってます。
ホストは、ご存じマンジュウヒトデです。
No.292の真っ白い「ヒトデヤドリエビ」 で、彼らの卵は見たことがない
といった事を書きましたが、写真をご覧下さい。
彼女は抱卵してるように見えませんか?
フィルムには24mmで写ってます。
この写真も2倍テレコンの最短撮影です。
したがって、実際の体長は12mmと言うことになります。
あんな広い砂地の一画で、こんなちっちゃなエビの
抱卵する姿を見られるって凄いですね。
ダイビングやっててよかった。
(いろんな意味で・・・)

「オルトマンワラエビ」

December/29/’02 後浜2号ブイ

ダイビングを始めて最初の頃は、結構気になる生物です。
ウチワや、トサカなどのソフトコーラルの陰に隠れるように生息しているのですが、
かなり目立つので、初心者でも容易に発見できます。
その特異な、まるで蜘蛛のような見た目に
(海の中にも蜘蛛がおるっ!)
って、感覚を柏島で潜る98%の初心者ダイバーが覚えます。
僕がダイビングを始めた頃は「ムギワラエビ」という名前で呼ばれていましたが、
最近になって、「ムギワラエビ」とはどうも違うらしいということがわかり、
「オルトマンワラエビ」と名前が変わりました。
「ムギワラエビ」は、-100m以深の深海に生息しているらしいく、
僕のようなお遊びダイバーが潜れるような水深にはいないようです。
でも外観上では区別するのは困難らしいです (どこかのページにそう書いてありました) 。
じゃあ、ムギワラエビって呼んでも正しいか、誤りかは判らないと思うけど、
その辺りはどうなんでしょうね?
結論として、深いはムギワラ、浅いはオルトマンと覚えることにしてますが、
その定義では、ムギワラにはいまだ遭遇できてません(笑) ←当たり前か・・・。
ところで、オルトマンワラエビっていう、和洋折衷な名前もどうにかならないものでしょうかね。
オルトマン氏が研究したワラエビと言う意味だと思いますが、ちゃんとした和名ではないのかも・・・。
それからもう一つ。
エビって名前が付いてますが分類学的な見知においては、いわゆる「エビ類」ではありません。
異尾類です。
異尾類には他に、ヤドカリや、コシオリエビなどがいます。
以前、この「オルトマンワラエビ」が泳ぐシーンに遭遇したことがあります。
コシオリエビよろしく、前足2本を前にピンと延ばし、通常折りたたまれている尻尾をパクパクさせながら、後ろに進んでました。
(やっぱり君も、コシオリエビもお互い親戚同士なんやね~)
こんな感覚を覚えるダイバーは、あまりいませんよ(笑)

「珊瑚虎鱚」

December/29/’02 後浜1号ブイ

平成14年12月29日です。
平成15年の幕開けをうらなう、最初のダイビングは、後浜1号ブイ。
定番どころをきっちり押さえてのいい滑り出しですね。
(なぜ、12月29日で最初かは、「ultrablue/感謝」を参照ください)
さてこの日は新調したおニューのスーツの初進水です。
スーツは、例年通り8mmの2ピーススキン(いわゆるカブリ)です。
出で立ちは、8mmのスーツの他に3mmのフード、
素足にロングのフルフットフィンです。
桟橋にトラックで到着すると、怪しくシルバーにペイントされて光り輝く
スチールタンクが並んでます。
何とも、いやらしいペイントですが、フリッパーズ黒黒軍団の背中には
違和感なく映えそうなところが怖い(笑)。
ウエイトは、当然10リッターのスチールタンクを選択しますので、
ベストに4kgとベルトに5kgで計9kgを準備します。
天候晴れ、強い波があり、北西風が吹き荒れる中、ボート上の気温は8度。
開始前タンク圧180barで、潜水開始時間はの10:19とあいなりました。
水中では、うねりもありますが、深度を落とすと気になりません。
まずは、-20mラインの砂地でコチ科のサカナを撮影します。
更に進度を下げて、最大深度-33.4mまで潜降しました。
最大深度時の水温17.8度です。透視度は20m程度はあったでしょうか。
何も目新しいものは発見できずに浮上を開始。
いつものコースで1輪車を右上方に確認しながら、徐々に深度を上げながら、東に進みます。
鉄枠の上方-10mのゴロタ辺りで幼い表情が可愛いサザナミフグの幼魚を発見。
しばらく様子を伺いながら2、3枚シャッターを押しました。
上の写真は、そのサザナミフグではなく(当たり前)、このコンテンツには2度目の登場の
サンゴトラギスです。
このトラギスはかなり珍しく、一生のうちに1度遭遇できればいいとされてるサカナです。
普通の図鑑には載ってなく、マニアのホームページ等でしか見ることはできません。
一度こんな事を書いてみたかったので思わず書いてしまいましたが、どこにでもいてるサカナです。
OWの講習ですら、名前を教えてもらえない普通種中の普通種です。
誰も気にかけてないので、名前を聞いてもあまり知ってる人はいません。
普通すぎて、特徴を説明するのも難しい。
ちなみに撮影データは、
レンズ ニコン マイクロニッコール105mm+ケンコー MC7(×2)
フィルム フジ ベルビア(+1増感)
ストロボ ニコン SB105(1/4発光)2灯
シャッタースピード 1/250
絞り F16
といった感じでしょうか。
最終的に、平均深度14.2度、表層付近の水温18.3度。
終了時タンク圧約50bar。
浮上終了時間11:14、総潜水時間55分。
爽快な真冬のダイビングでした
爽快?
そんな、やせ我慢してぇ!
ホントはイグジット後のボート上が寒くて辛かったくせに・・・

「ひとりぽっちのイソギンチャクモエビ」

November/23/’02 後浜2号ブイ

あれ?
このの写真を見て、こう感じた方はこのエビの生態をよくご存じの方です。
この写真は、2倍のテレコンバータを装着した105mmのマクロレンズで、
最短の距離にて接写してます。
こうお伝えしてこのエビの大きさを想像できる方は、カメラの事をよくご存じの方です。
以前、このnavigateにて、 イソギンチャクモエビの写真をアップ しましたが、
それと比べてみれば、この2つの疑問を解決するヒントになるかもしれません。
あまり多くは語りませんが、
この写真はちょっと気に入ってるんです。
その名の通りイソギンチャクと離ればなれになってるんです。
写真のフレームからは外れてますが、ちょっと先にホストはいます。
なぜが、単独で、岩の上でお尻をフリフリしてました。
フィルム上では、1cmに写ってますので、実物は5mmということになります。
それにしても、ちっちゃかった~。

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「貝に乗るウルトラマン」

November/23/’02 後浜2号ブイ

後浜2号ブイ、かつて「ピグミーシーホース」で沸いた、後浜を代表するポイントでした。
そう言う意味で、幾度となくエントリーしましたが、ピグミーがいなくなってからは、
潜る回数は激減しました。
そのせいかどうか、地形の様子や、両隣の1号・3号ブイとの位置関係が、
僕の記憶では、あやふやになってしまった場所です。
祇園鐘舎の鐘の音 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を表す
まさに、平家物語です(ちょっと意味が違うかも・・・)。
そんな、2号ブイですが、極稀にこのようなレアな光景に出くわしたりします。
写真は、「貝に乗るウルトラマン」です。
もう少し丁寧に言えば、「タカラガイと共生するウミウシカクレエビ」です。
かなり触覚(でいいのかな?)の長いタカラガイでした。
以前この光景を フリッパーズの真のガイドの矢野さん や、
久保師匠、moreDeep moreBlueの吉松氏の写真で見て、
僕も是非撮りたい、、、と、ボンヤリ思ってました。
こんなに早く実現できるとは思ってもいませんでした。
ただし、撮影は困難を極めました。
貝が落ち着きなく動くので、ピントが合いません。
それから、エビにばかり気を取られているので、貝の外套膜にあるトゲ(?)が
思いのほか長く、適切な露出が得られずに、ハレーションを起こしたりしてます。
いつになるか判りませんが、次の機会にはちゃんと撮りたいです被写体です。

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「コウライトラギス」

November/3/’02 一切小島(2)

この写真は前のカサゴ同様、師匠に連れられてネオンワームゴビーのコロニーを
訪れたときのものです。
彼らの素早い動きに追随できなくて、僕は仕方なくトラギスを撮りました。
カメラを向けると、興味深げにポートに近づいてきました。
どこにでもいてるコウライトラギスですが、こうも近寄られると、
何故か親近感がわいてきます。不思議ですね。
人の世も同じかなぁ。
こちらが何らかのアクションを起こすと、相手も反応を示してくれますものね。

「カサゴ」

November/3/’02 一切小島

一切の深場から、浅場に戻る途中の岩陰にたたずんでいた写真のカサゴ。
僕が接近しても、特に動揺する様子もなく、更に堂々とたたずんでいる。
普段なら、この手のサカナは写真に撮ったりしないが、色合いが綺麗だったことと、
あまりに落ち着き払ってたので、何も迷うことなくいきなり最短でカメラを構えた。
一瞬たじろいだ表情を見せるが、それは、ホントに一瞬。
すぐに、落ち着きを取り戻し、眼前のカメラのポートも、別に気にとめるでなく、
堂々としている。
寒くなったので、逃げようにも逃げられなかったのか・・・。
それまでとは、一転して、冬まっしぐらの柏島です。
因みにこの日、水温は19.8度ですが、気温は13度でした。

「アカハチハゼ」

October/13/’02 後浜2号ブイ

インディアンの子供達が、楽しそうに遊んでるみたいでしょ?
正面から見ると、インディアンみたいに見えませんか?
オトメハゼも、クロイトハゼも、このアカハチハゼも、”Valenciennea”なハゼ達は、
みんな、いつも口から砂をボロボロさせていて、だらしがない。
前2種は、顔とかあまりかわいくなくて、不細工やけど、
このアカハチハゼは、顔や、仕草がかわいいから、許してあげてます。
僕と遭遇して、まず「しまった」って表情を見せます。
それから、岩陰とかに隠れてじ~っとしてるんですが、僕がそっと回り込んで見ると、
鬼ごっこの鬼に見つかったかのように、そろそろと珊瑚の下に隠れます。
少し待ってると、すぐに様子を伺いに出てきて、僕を発見してと、また困った表情で、
別の珊瑚に隠れます。
この3カ所くらいの範囲で、隠れたり出てきたりしてくれるので、見てて微笑ましいハゼです。
ちっちゃな子供が、知らない親戚のおじさんと会って、どうしていいのかわからずに、
母親の陰に隠れたり、出てきたりしてる様子にそっくりだと思いました。
Valencienneaなハゼ達 = クロイトハゼ属の事です

上の写真も、下の写真もデジタルデータへの変換が非常によろしくないようです。
画像が荒れてます。

「踊り隠れ海老」

October/13/’02 後浜1号ブイ

ノンダイバーな皆様がこの写真を見ても、
何が写ってるのかさっぱり解らないと思います。
ダイバーな皆様からも、
「何でぇ・・・」
って声が、聞こえそうです。
絞り解放で、柔らかな雰囲気を・・・、って言うのは、
初心者が最初に意識する、セオリー中のセオリーです。
囲碁で言うところの定石の中の定石、マヌカン風に言えば、定番の定番、
HDPではマニュアル君って所でしょうか(最後二つは古すぎ)。
ごめんなさい、ちょっとそれましたが、
改めて言うと、メルギブソンとジュリアロバーツの「陰謀のセオリー」です。
・・・なんでやねん。
皆様の評価はなくても、僕は大好きな写真なんですよ。
ごめんなさいね。

「ウツボ」

October/13/’02 後浜3号ブイ

最近何かと、話題の豊富な(?)ウツボです。
最短の2倍撮影でこの大きさです。
まだ、幼魚ですね。
よく見ると、歯も写ってます。
ウツボの歯は鋭くて、噛まれると大変なケガになるので、
気を付ける様に言われてますが、この写真を見る限りでは、
そんなには見えませんね。
ふにゃふにゃのゴムみたいに見えるのは、僕だけでしょうか?
ウツボを見ると、矢野さんの「ウツボの唐揚げ」と「生ビール」を思い出してしまい、
柏島が恋しくなってしまいます。

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「ウミタケハゼの仲間」

October/5/’02 後浜1号ブイ

雑念は一切捨て、彼の地に向かおう。
  その深さ故の静けさと、誰もいない賑やかさと、流れある清らかさの中
   名も知らぬ、その友を訪ねよう。
今はダイビングと言うよりも、写真を撮ることが楽しくて、
「仕方なく」とは言わないまでも、水中写真の為に海に潜ってるという状況で、
本末転倒なダイビングを行っています。
ですが、よく考えてみると、僕もやはりダイバーですね。
潜る楽しさを忘れてる訳ではありません。
深場にいる時は、写真を撮るというよりもダイビングを楽しんでる事が殆どです。
カメラは携えてますが、ただ持ってるだけ、
海底での水圧とか、
タンクに幽閉された大気中の窒素とか、
浮遊感とか、
フィンキックによる加速の妙とか、
フィッシュウォッチングとか、
ウエットスーツのみ許された、緊張と緩和の織りなす快感(※)とか、
さらには、減圧バーに絡まっての、減圧停止も実は楽しい時間だったりします。
ただし、冒頭のように、あのサカナを撮ろうと思ってエントリーする場合は
別ですね。
今回は、この写真のハゼのために、1号ブイの三輪車の更に下まで、向かいました。
この写真はストロボ光を使用せずに、ビデオライトを使って撮影してます。
「静けさ、賑やかさ、清らかさ」を感じとっていただければ幸いです。
 Nikon F4+Nexus F4PRO Micro Nikkor 105mm+Kenko MC7(X2)
 f5 1/15 EL-1530LL(30W)

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「ヒョウモンダコ」

September/22/’02 後浜1号ブイ

タコの擬態って、すごいじゃないですかぁ。
環境に合わせて瞬時に体色を変えるし・・・。
彼らは、知能もすごくあるらしいですよね。
まだ子供の頃、タコの能力を探る実験をNHKのある番組でやってましたが、
それはそれは、チンパンジー並みらしいです。
スクリューキャップのついたガラス瓶の中に閉じこめたカニを、
キャップ開けて食べてましたもん。
ところがですよ、そんな、頭のいい彼らが、
僕なんかにもすぐにバレるのはなぜだかわかります?
彼ら、我慢出来ないんですよ。
僕とタコの距離は10m以上あるのに、僕が近くに行くと動くんですよ。
(えっ、何?)
ってなるじゃないですかぁ。
そしたら近寄るのは人情でしょ?
っで、更にゴニョゴニョって動くから、
(ヒョウモンダコ、発見~)
って、なってしまうんですよね。
ダルマオコゼとかみたいにね指示棒で叩かれてもじーっとしてれば、
絶対わからないのに・・・。
早くから、回避行動とるから見つかって、ストロボの雨嵐なんですよ。
でも、次からは、ちゃんと学習して、ダイバーが近くにいるときは、
絶対動かなかったりして・・・。
この写真では十分表現できてませんが、「青」のスポット、綺麗ですよね。
美しい物には毒があるといいますが、このタコは尋常じゃないらしいです。
危険な毒を持ってるので、噛みつかれないようにおっかなびっくりで撮影しました。
普通のミズダコは、すぐに穴に入ろうとするのですが、
このヒョウモンは、穴には入ろうとしませんでした。
そんな所に、毒を持つ者の余裕すら感じました。

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「ナガサキスズメダイ(幼)」

September/22/’02 後浜3.5号ブイ(2)

特に理由はないのですが、このポジが上がってルーペを覗いた時に、
「ラッシュライフ」が頭をよぎりました。
スタンダード、4ビートのリズムです。
コルトレーンの演奏で有名なその曲ですが、
リンダ・ロンシュタットのボーカルも好きでした。
まだ、学生だった頃、わかりもしないのに、
ジャズなんぞを、よく聞いたりしてました。
「Lush Life」・・・訳は「豊潤な人生」とかでいいですか?
さて、写真ですが、
僕が不用意に彼のテリトリーに入り込んでしまったので、
このナガサキスズメダイは、激しい威嚇行動を行ってる真っ最中です。
巣とおぼしき、枯れ珊瑚の間から、何度も出たり入ったりして、
僕を追い払おうとしていました。
彼の一生の中で、かなり忙しい時だったのかもしれません。
Lush LifeとRush Lifeを安易に比較するのはネイティブな英語を知らない、
僕の浅はかな、語学力のなせる技です(笑)

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「チャーリー君」

September/22/’02 後浜3.5号ブイ

写真は、ミナミアカエソのおチビちゃんで、名前はチャーリー君です。
体長25mmの彼は、表情にまだあどけなさが残っていますが、エソです。
ただ、大人のエソと違うのは、僕が近づくと砂をかぶって隠れることです。
大人のエソは、ぴゅーんと飛んで逃げますが、まだ子供のチャーリー君は潜るのでした。
ちょこんと、顔だけ出して僕の様子を伺ってます。
カメラが近づくと、チャーリー君もどんどん潜ります。
一瞬見失いましたが、ファインダーから視線をはずして、彼を捜すと
つぶらな瞳がこっちを見てました。
これは、そんな一瞬の写真です。
今頃はもう立派なミナミアカエソとして、3.5号付近の砂地を
縦横無尽に飛び回ってるんでしょうね。

「クビナガアケウス」

September/21/’02 勤崎ニューポイント(3)

とうとう、うねりに絶えきれずに、ニジギンポ君は、彼女に会いに行ってしまいました。
そこで、僕もふらふらとしてると、写真のカニを発見です。
水中ではミズヒキガニと思ってましたが、浮上後、図鑑で調べてみると、
クビナガアケウスというカニみたいです。
藻屑に隠れて、一生懸命擬態してますが、僕の目はごまかされません。
でも、うねりと一緒にコロコロ転がってる様は、ゴミとしか言いようがありません。
彼らを見てて不思議なのが、撮影してる僕から逃げているのに、
途中、擬態しながら、食事をするんですよね。
そんな状況でもエサがあれば食べる。
自然界の厳しさを、また垣間見ました。

「彼女に会いたい」(笑)

September/21/’02 勤崎ニューポイント(2)

勤崎ニューポイントの浅場です。
この日はうねりが結構強く、浅場での撮影は困難を極めましたが、
足元と左腕の近くに、身体を固定するためにあつらえたかのような岩がありました。
うねりのまっただ中。
小さな岩の頂点で踏ん張るギンポ君。
そんな彼を撮影するために踏ん張る僕。
息を堪えて、うねりのパターンを読みます。
(うーん、だめだ)
(次に帰ってくるうねりが勝負・・・)
(あっ、ギンポ君動いた)
(ブハーッ)
(僕も体勢を整えてっ)
(よし、次の返り)
(・・・ピンが来てたのに、押せない)
(よしっ)
パシャ
(あっ~、遅かった)
このような、息詰まるやりとりを繰り返しながら出来た写真がこれです。
水中で写真を撮る方はこの瞬間、想像出来るでしょ?
波に押されながら探る、ピントの山。
もの凄いストレスと、シャッター押した後の開放感。
堪りません。
題して、
「彼女に会いたい」
師匠、だめですか?(笑)

「アケボノハゼ」

September/21/’02 勤崎ニューポイント

このハゼは、今まで数え切れない程、写真を撮りましたが、
未だ、まともに撮れたことがありません。
難しい被写体です。
派手な色彩を強調して、鮮やかに撮ろうとするために、胴の部分が白く飛んだり、
逆にアンダーだったりと、構図というよりも色が出ません。
撮影中にストロボの角度を調整しようもんなら、巣穴に引っ込みますし、
そのまま出てこなかったりで・・・。
ダイビングを始めて間もない頃、ハタタテハゼをアケボノハゼだと勘違いしてる事実を知った際、
ホンモノが見たくて、見たくて、うずうずしてました。
ただ、水中でハタタテハゼとアケボノハゼの見分けがつくかなぁと、
若干の不安も感じてました。
ホンモノを見たのは、その後しばらくしての勤崎でのことです。
矢野さんの奥さんが、ニコノスVで、なにやら撮影されています。
僕は何を撮ってらっしゃるのかわからずに、大胆にもすぐ近くに急接近してしまいました。
すると、奥さんは、僕を呼び止めて中層を指さすのでした。
何を指してるのかさっぱりわからずにキョトンとしてると、
もっと近くにくるように指示され、奥さんの指先をじっーっと追ってみると、
背中が大きく開いたベルベットのドレスを身に纏い、
優雅に舞っているオードーリがそこにいました。
僕は、そんなオードリーに、一歩も近づくことも出来ず、ただただ見とれてるばかりでした。
奥さんが、撮影を再開して、ようやく我に返り、アケボノハゼとの対面を再確認しました。
ハタタテハゼも美しいハゼですが、アケボノハゼはもっと美しいハゼでした。
ホンモノを見てみると、間違うわけない程、ハタタテハゼとは全然違ったサカナでした。

「ヤノダテハゼ」だっ!

September/21/’02 後浜3号ブイ

この表情は、平凡ですが好きです。
上体を反らして、胸びれを広げた瞬間です。
ハゼが、こんな表情を見せる時って、どんな時かわかりますか?
彼らダテハゼの仲間達は、じ~っと見てると、
共生エビを呼び出す直前のにこの表情を見せてくれます。
この後、尾びれを振るわせて、エビに安全を伝えます。
エビは、待ってましたとばかりに、いったん顔を覗かせて、
また巣穴に戻って、両腕一杯の砂を抱えて再度登場するのです。
いつもなら、このエビが出てくるタイミングに合わせて、
シャッターを切るのですが、
今回は、あえてこの表情を切り取りました。
誇らしげで、頼もしくて、凛々しいでしょ。

「ドフライニアシュリンプ」

September/21/’02 後浜1号ブイ

真っ青な、後浜。
エントリーしてすぐに綺麗な水だと感じました。
何となく深場まで降りたい衝動にかられ、自分に嘘を付くのもナンなので
正直に降りることにしました(笑)
砂地の中にポツポツと点在するハナギンチャクの中にひときわ大きな個体が
ありました。
近寄ってみると、いるは、いるはカクレエビ達の天国でした。
オドリ、アカホシ・・・、大小様々な彼らが、ピンピンと跳ねてました。
冒頭でも書きましたが、水が綺麗ですので、無謀にも自然光による
撮影に挑戦しました。
ここは、後浜1号ブイ沖、深度38mの群青の世界です。
ビデオライトの光を少々拝借した、スローシャッターによる撮影でした。
ところで、写真のエビですが、当初「アカホシカクレエビ」と思ってましたが、
図鑑とかみてると、「ドフライニアシュリンプ」のように思えて仕方がありません。
如何なものでしょうか?

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「共生ハゼ」

September/15/’02 後浜3.5号ブイ

ぽちゃん、
とフリッパーズ号からエントリーして、カメラを受け取って
脇目もふれずに、いつもの砂地へ。
途中、師匠が石のように固まって何やら撮影されてます。
邪魔にならないよう、遠巻きのルートにて、砂地に入ります。
ストロボの角度を調整していると、男女二人のダイバーが近づいてきました。
水中ノートに何か書いて、僕に見せようとします。
男性が、ちょっと焦った様子で、
「キンギョネ」
って書いてます。
多分、グループからはぐれてしまったのでしょうね。
僕は、自信を持って、
「あっち!」
って、力強く指さしました。
(キンギョ根付近は、結構濁ってたけど、分かるかな~)
って、少々心配しましたが、
お二人から何度も何度も頭を下げられましたので、
ご理解いただけたものと解釈いたしました。
(ホンマかいな)
っで、しばらくフラフラとして、偶然発見した、ヤセアマダイの巣穴。
当時ブーム(?)のヤセアマダイを何カットも撮りました。
残念ながら、お見せできる写真はありませんでした。
ところで、写真のサカナの名前、判りますか?
この構図は意図したものです。
全身写真を撮ろうとして、こんな構図になってしまったのだったら、
僕は、もうカメラを持つ事を諦めなくてはなりません(笑)
これは、敢えて第一背鰭をはずして、この構図にしてみました。
写真を見てサカナの名前を推理する楽しさも、
フィッシュウォッチングの醍醐味だと思います。
さて、左腕にはめてる時計をみると、もう集合時間がすぐそこまで迫っています。
僕は、キンギョ根を目指しました。
根に向かう途中、久しぶりのセミホウボウを発見。
ちょっと指示棒でいたずらをすると、ヒレを広げて大きな眼状斑を見せてくれました。
それから、ぴゅ~っと飛んで行ってしまいました。
その後、表層付近を見上げると多数のカマスの群がゆったりと漂うように進んでいました。
僕も、ゆっくりと浮上を開始しました。

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「ヤシャハゼ」

August/26/’02 後浜3.5号ブイ(2)

唯一写っていた、ヤシャハゼです。
前のクロイトハゼの所でも書いてますが、本当はペアです。
もう少し引いていれば、尾鰭も切れずにすんでいましたね。
いつも思いますが、こんなに可愛い表情なのに、夜叉は可哀想。
オニSPは、ヒレナガは、ネジリンは?
って、お問い合わせを頂きましたが、
pinna さんヤシャハゼでご勘弁下さい。

「クロイトハゼ」

August/26/’02 後浜3.5号ブイ

真夏の後浜3.5号ブイ。
たっぷり約150分の水面休息時間を終えて、この日最後のダイビングです。
エントリーは、15:45。
あの広大な砂地に自分で見つけた、素晴らしいポイント。
僕を中心にした半径1.5m以内に、
右手にヤシャハゼ、正面にオニハゼSP、左にヒレナガネジリンボウ、
右後方に、ネジリンボウ。
それぞれペアでいます。
でもなぜか、写真はクロイトハゼのペアです。
エントリーして、最初にシャッターを押した相手が、彼らでした。
いつも寄り添って、パクパクしながら、砂をついばんでいます。
このカットは、彼らと並んで泳ぎながらの撮影でした。
しかも、1枚目の小手調べ。
距離が若干あるために色は青白くなってますし、しっぽも切れてます。
が、彼らの仲睦まじい様子が、お伝えできればと思い公開します。
この3.5号ブイは潜水時間もゆったりの、65分でした。
あれっ、オニSPは、ヒレナガは、ネジリンは?
て思った人は、それ以上を考えてはいけません。

「イソギンチャクモエビ」

August/26/’02 サルガウドウ

このカットは初めての、最短撮影です。
イソギンチャクの奥にいるために、光が十分に回ってません。
っが、スポット周りのブルーの縁取りが、非常に綺麗です。
このエビは、必ずいつか、もっと綺麗に表現します。
それまでは、これでご勘弁下さい。
何しろ、初めての2倍撮影ですから・・・。
ノンダイバーな皆様は、これを見てもさっぱり何か分からないでしょうね。
えっ、ダイバーな皆様も分からない?

「スジイシモチ」

August/25/’02 勤崎ニューポイント

テレコンを装着した、僕のレンズは210mm相当のレンズに化けてるわけで、
ファインダーから見られるサカナはすぐ目の前にいるように、大迫力で迫ってくるわけで、
これ以上近寄ると、カメラの先っちょが、サカナに当たってしまうんじゃないかと
いらぬ心配をするわけで、
ファインダーから、目をはずして状況を確認してみると、まだずいぶん距離があるわけで、
そんな慣れないファインダー画像によって、今まで分からないながらも培ってきた、
僕なりの被写体との距離感が、全くズタズタに、引き裂かれてしまうわけで、
結局ストロボは、適正な角度を保てることもないわけで、、、、
ただ、真っ黒なばかりのポジを作ってしまうわけで・・・。
やたら最短にこだわるわけで、するとサカナも逃げるわけで、
シャッターが押せる機会も減ったような気もするわけで、
そんな、減ったチャンスも十分にモノにできないわけで、
結局、長々書いても、上手く撮れない、言い訳なわけで・・・、
僕は・・・、
どうしたらいいのでしょうか、聰先生?

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「ハチマキダテハゼ」

August/16/’02 後浜4号ブイ

今回から、しばらくの間、今まで撮影してたレンズとは違うレンズで撮影してます。。
以前、3400rpmでも告知しましたが、
今までの105mmマクロレンズに2倍のテレコンバータを装着いたしました。
写真は、ハチマキダテハゼです。
ダテハゼが目の上に鉢巻きまいてるような模様が特徴です。
ダテについて、辞書をひもとくと
  【伊達】  派手な行動をして、ことさらに人目を引こうとする様子
        ex)-男 -な若い衆
とあります。
ことハゼに関して、ダテハゼは人目を引こうとしてるとは思えません。
では、学者のセンセイ方はなぜダテハゼとネーミングしたのでしょうか?
写真のハチマキダテハゼを見てて、ふと思いました。
手元にあるポジでは、非常に鮮やかなパステル調の水色の模様が、顔一面に拡がってます。
やはり、この辺りが、「ダテ」の由来でしょうか。
更にいなせな鉢巻きを結んで、ハチマキダテハゼは、ダテハゼ中のダテハゼ、
「キング・オブ・ダテハゼ」、和風に言えば「ダテハゼ将軍」 (でいいかな?) だと思います。
テレコン使ってより倍率の大きい撮影が可能となり気がつきましたが、
普段どこにでもいるサカナも、また違った表情を見せてくれるようです。
僕は、今後、更に、どっぷりと、柏島マクロにはまって行くこととなります。

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「スジハナダイ」

August/4/’02 勤崎ニューポイント(2)

深場のエビを撮り終えて、浮上を開始しました。
今回も以前から、チャレンジしているスジハナダイに挑戦してみることにしました。
さて、このサカナは、スジがあるから「スジハナダイ」なのでしょうね。
(相変わらす、なんというか・・・)
尾鰭がぴーんと延びて、ヒレも全開で、美しいですね。
ただ、アングルが後ろからとなってるのがいただけませんが・・・・、
それは、ご愛敬。
ハナダイって深場にいるマニア垂涎って感じがありませんか?
僕の場合、このスジハナダイといえば、本来のこのサカナよりも先に、
変種を見てしまいました。
体側の赤色縦帯が、尾鰭の上の方に湾曲してる、”例”のバージョンです。
当時は、雑誌を見てスジハナダイの存在は知ってましたが、
実際に見たことがなかったので、その変種を直に見たときも、
特に印象のなかった記憶があります。
敢えて言うなら、
(とんでもない深いところにいるサカナやなぁ~)
程度です。
「その変種を見た時、この目を疑った」
とは、フリッパーズ真のガイドの矢野さんの弁。
そういうう感覚を憶えたらしいのですが、 僕とは、約3光年ほどの隔たりがあるようです。
ここ、勤崎ニューポイントの-25mに、春から夏にかけて、
キンギョハナダイ達と一緒にいたこの個体は、
今はどこに行ってしまったのでしょうね?

「アカスジカクレエビ」

August/4/’02 勤崎ニューポイント

特に何が、どうしたというわけではありませんが、
多分、いつも皆様が見てるアカスジカクレエビとは、シチュエーションが違うはずです。
ここは、勤崎ニューポイント。
そう、言わずとしれた「ヘルフ」のポイントです。
ところが、僕がいる場所は深度が更に下がって-4?.2mです。
このポイントに来たら普通、シコンハタタテハゼ見ますよね。
僕は、なぜかこの(こんな深場じゃなくても、もっと浅いところにウザウザいる)エビを、
減圧停止を必要とする状況まで、アホみたいに頑張って撮ってました。
窒素酔いのせいですかね、(今ここで、このエビを撮りたい)って衝動がどうしても抑えられませんでした。
それから-40m超の深場にいるんやから、減圧停止指示がコンピュータから出んかったら、それはそれでおかしい!!!
可憐ですね、
美しいですね。
オドリカクレエビもそうですが、どうして透明なんでしょうか?
透明な部分って、何が詰まってるんでしょう?
こう見ると、このエビには味噌・・・が見えません。
食べても、あまり美味しくないかも・・。
って、食べるなよ、こんなちっちゃいエビ・・・。

「ヘビギンポ」

August/4/’02 民家下(2)

民家下、-5mの浅場。
浮遊物多し。
規則的なうねりの織りなす、前後の揺れ。
その揺れの中で、このサカナと一時を過ごそう。
シャッタースピードはいつもに比べ、かなり遅め。
右側のストロボはひとまずシャットダウン。
左側のストロボは発光量をいつもの半分に。
揺れる中、目にピントがくる一瞬のタイミングをはかる。
全身に力を込め、肩の力だけ抜く。
右手の第2指は常に緊張。
カメラのレンズは、一杯まで繰り出され、
その瞬間をまつ。
ここ民家下で繰りひろげられる、飽くなき挑戦。
真夏の8月4日、ちょうど午前10時30分、よく晴れた爽やかな朝の一コマ。

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「アカスジウミタケハゼ」

June/15/’02 一切小島

アカスジウミタケハゼが乗ってる珊瑚を見ながら「鬼の洗濯岩」の事がふと頭をよぎりました。
九州南東部におよそ120km続く日南海岸。
その北部にある日向灘に青島はあります。
青島ではパイナップルを切り売りしてくれるお店があったんですが、これが何とも美味しかった。
今から10年ほど前、宮崎県に旅行したときの話です。
青島は、周囲約1kmの小さな島です。
亜熱帯植物が原生し、それらが国の特別記念物に指定されてたりするそうです。
橋で陸続きになってますが、干潮時には完全に陸続きになります。
柏島も橋で陸続きになってますが、干潮時に陸続きになることはありません(念のため)。
その青島から南に続く数kmの海岸にある洗濯板の様な美しい岩々が「鬼の洗濯岩」です。
(鬼も洗濯するんやね)
(でも鬼ってパンツしかはいてないから簡単でいいね)
(鬼のパンツはしましまパンツ・・・)
(って何の歌やったかな?)
実際、本物の洗濯板って見たことないんで、何とも言えませんが鬼の洗濯岩が写真の珊瑚のようだったので、人の洗濯板もこんな感じだろうと勝手に考えました。
相変わらず無責任ですが・・・。
そんなどうでもいいことを考えながら更に深度をあげました。

「最浅のスジクロユリハゼ」

August/4/’02 民家下

写真はスジクロユリハゼの若魚といったところでしょうか?
体長5cmくらいの小さい個体でした。
ヒレの形とか表情にまだ幼さが残ってます(?)
勤崎や一切小島の場合、このサカナは-40m付近のやや深場で生息していることが殆どです。
当然そのダイビングの最初の被写体になるサカナです。
っで、あまり頑張りすぎると、浮上直前の退屈なそして楽しい、?分間を余儀なくされる、
魔性のサカナです。
でもここ民家下では、少々勝手が違いました。
この群青で写真に付けるコードは、師匠の流儀にしたがって、
タンク本数とフィルム番号によって表現されてます。
例えば今ご覧のこのページは329本目の23枚目のカットという意味です。
このダイビングのエントリー前にフィルムを入れ替えてますから、
一番最初のカットはフィルムの1枚目から始まってます。
つまり、このスジクロは36枚撮りのフィルムの23枚目付近で遭遇してるわけです。
もちろんそんな時間に-40mを潜行してるわけはありません。
このサカナを撮影した時、深度確認のためにコンピュータを見るこの目を疑いました。
現在深度-25mを表示していました。
信じられない、今までの最浅記録です。
以前から、後浜にもスジクロがいてるらしいという噂はありましたが、
マユツバとしてしか聞いてませんでした。
ここ、民家下の-25mでこのサカナを見てからは全く否定はできなくなりました。
ただ、このサカナが生息する環境が後浜にはあるかな~?
※H14.10現在、後浜では未だこの目でスジクロを見てません(笑)

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「イロイザリウオ」?

August/3/’02 後浜1号ブイ(2)

これもダイバーにはよく知られるサカナの一つです。
そのコミカルな表情と想像を超えた動きにより、初心者からベテランまで、
老若男女を問わずの人気者です。
ただ、その表情や生態を表現するにはかなり難易度の高い被写体だと思います。
いつ撮っても真っ黒や真っ白で、目がどこにあるか判らない写真になってしまいます。
事実、今年の年賀状で、クマドリイザリウオの写真を使ったのですが、
全てのノンダイバーは、それがサカナだということすら、理解してくれませんでした。
写真は、「オオモンイザリウオ」の幼魚と「イロイザリウオ」のどちらかでかなり迷いました。
結局はイロイザリウオだと思います。
オオモンの成魚は30cmを越える大型種ですが、これは6cmくらいの個体でした。
クマドリイザリウオではないのは確実で、そのサイズ等から水の中では、
単純にイロイザリと決めつけてました。
しかし、図鑑の説明やら全体のシルエット等がオオモンの様に思えてなりません。
オオモンイザリウオにも幼魚の時期があるのは当然で、こんなちっちゃいオオモンが
いてもいいだろう、とか考えました。
しかし、今までの経験や、全体の雰囲気と照らし合わせてみると、
オオモンの様にゴツゴツしてないし、鼻先の第2棘が妙にはっきりしてる様に感じ、
「イロイザリウオ」だろうと結論づけました。
イザリウオの仲間は色々種類がありますが、その区別の方法が良く判りません。
色彩変異が激しいため、色だけでは判別できません。
マニアな方々は、ヒレの形とかエスカの種類により判別するらしいのですが、
そこまで考えて見たことありませんので、いまだによく分からないのです。
偉そうなことを書いてしまいましたが、ホントはどうなんでしょう?
もしこのサカナが、イロイザリウオでなかったら単なるバカですね。
やっぱりオオモンイザリウオなのでしょうか?
ハゼでないのは確かだと思いますが・・・。

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「ニシキフウライウオ」

August/3/’02 後浜1号ブイ

今年の夏、柏島では、例年と比べてこのサカナが多く観察されたように感じます。
ニシキフウライウオと言います。
ダイバーにはよく知られているサカナですが、ノンダイバーな皆様は
初めて見る方もいらっしゃるでしょう。
全長8cmくらいあり、本当はペアでいました。
現地では、背景のオドリカラマツの黄色に染まって黄色の個体に見えましたが、
こうして現像が上がってくると実際は、透明な個体でした。
身体が透き通っていてとても綺麗です。
こんな美しい生き物を生で見られるんですよ~。
だから、ダイビングってやめられないんですよねぇ。

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