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勤崎ニュー

「シラヒゲウニとゼブラガニ」

January/14/’03 勤崎ニューポイント(オシャレ)(2)

マガタマエビいないかな~って、シラヒゲウニをひっくり返したりしていました。
結局、そのエビは発見できませんでした。
(仮にいたとしても僕の眼では気が付かなかったのかもしれません)
集合時間も近づいていたので、ボートの近くまで戻って「これが最後」のつもりで、
目にとまったシラヒゲウニを手に取ってみました。
そこにはカニが潜んでいました。
このウニとこのカニの取り合わせは珍しく思い、思わずファインダーを覗いてみました。
どこにでもいるカニですが、自然と撮影に没頭していました。
安全停止の際、フリッパーズ号の船底をぼんやり眺めながら、
フリッパーズのガイドの矢野さんの言葉を思い出しました。
僕がまだ写真を始めたばかりの頃、よくおっしゃってました。
「ファインダーを覗いている時は、全てのことが自分の頭の中から消えています
普段の生活の中でそんなに集中することは、滅多にないんじゃないですか?
水中写真はそんな意味でも楽しいんですよ」
いかがですか?
皆様は、そんな楽しいダイビングをされてますか?

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「アンボンクリノイド? ウミシダヤドリエビ?」

January/14/’03 勤崎ニューポイント(オシャレ)

この写真は勤崎ニューポイントでの一コマです。
ニューと言ってもかつてヘルフがいた奥の方ではなく、
オシャレの手前のほうです。
写真のエビは黄金色のウミシダに潜んでいるエビです。
当初僕はアンボンクリノイドシュリンプだと思ってました。
その特徴は
「ずんぐりとした体型で、眼の先端が僅かな突起状であること」
(海の甲殻類 峯水亮 文一総合出版)
だそうです。
見たところ、ずんぐりはしてますが眼の先端には突起がないようですので、
どうもウミシダヤドリエビのようです。
この日は、コガラシエビ、パンダダルマハゼ等を見てます・・・。
昨年(平成15年)の1月の話です(念のため)。
ところで、アンボンクリノイドシュリンプに和名が付いてたの知ってました?
そもそもパプアニューギニアの地名Amboinからアンボン・・って呼ばれていた
そうですが、戦国武将の派手な服装や化粧の「婆娑羅」から、
このエビの派手で複雑な模様から「バサラカクレエビ」という和名が付いたようです。
全然関係ないですけど(笑)
因みに撮影データは珍しく「RDPIII」、f22、1/250、SB105 1/4 2灯です。
ちょっとアンダー過ぎましたかね、☆加くん?

「クビナガアケウス」

September/21/’02 勤崎ニューポイント(3)

とうとう、うねりに絶えきれずに、ニジギンポ君は、彼女に会いに行ってしまいました。
そこで、僕もふらふらとしてると、写真のカニを発見です。
水中ではミズヒキガニと思ってましたが、浮上後、図鑑で調べてみると、
クビナガアケウスというカニみたいです。
藻屑に隠れて、一生懸命擬態してますが、僕の目はごまかされません。
でも、うねりと一緒にコロコロ転がってる様は、ゴミとしか言いようがありません。
彼らを見てて不思議なのが、撮影してる僕から逃げているのに、
途中、擬態しながら、食事をするんですよね。
そんな状況でもエサがあれば食べる。
自然界の厳しさを、また垣間見ました。

「アケボノハゼ」

September/21/’02 勤崎ニューポイント

このハゼは、今まで数え切れない程、写真を撮りましたが、
未だ、まともに撮れたことがありません。
難しい被写体です。
派手な色彩を強調して、鮮やかに撮ろうとするために、胴の部分が白く飛んだり、
逆にアンダーだったりと、構図というよりも色が出ません。
撮影中にストロボの角度を調整しようもんなら、巣穴に引っ込みますし、
そのまま出てこなかったりで・・・。
ダイビングを始めて間もない頃、ハタタテハゼをアケボノハゼだと勘違いしてる事実を知った際、
ホンモノが見たくて、見たくて、うずうずしてました。
ただ、水中でハタタテハゼとアケボノハゼの見分けがつくかなぁと、
若干の不安も感じてました。
ホンモノを見たのは、その後しばらくしての勤崎でのことです。
矢野さんの奥さんが、ニコノスVで、なにやら撮影されています。
僕は何を撮ってらっしゃるのかわからずに、大胆にもすぐ近くに急接近してしまいました。
すると、奥さんは、僕を呼び止めて中層を指さすのでした。
何を指してるのかさっぱりわからずにキョトンとしてると、
もっと近くにくるように指示され、奥さんの指先をじっーっと追ってみると、
背中が大きく開いたベルベットのドレスを身に纏い、
優雅に舞っているオードーリがそこにいました。
僕は、そんなオードリーに、一歩も近づくことも出来ず、ただただ見とれてるばかりでした。
奥さんが、撮影を再開して、ようやく我に返り、アケボノハゼとの対面を再確認しました。
ハタタテハゼも美しいハゼですが、アケボノハゼはもっと美しいハゼでした。
ホンモノを見てみると、間違うわけない程、ハタタテハゼとは全然違ったサカナでした。

「スジイシモチ」

August/25/’02 勤崎ニューポイント

テレコンを装着した、僕のレンズは210mm相当のレンズに化けてるわけで、
ファインダーから見られるサカナはすぐ目の前にいるように、大迫力で迫ってくるわけで、
これ以上近寄ると、カメラの先っちょが、サカナに当たってしまうんじゃないかと
いらぬ心配をするわけで、
ファインダーから、目をはずして状況を確認してみると、まだずいぶん距離があるわけで、
そんな慣れないファインダー画像によって、今まで分からないながらも培ってきた、
僕なりの被写体との距離感が、全くズタズタに、引き裂かれてしまうわけで、
結局ストロボは、適正な角度を保てることもないわけで、、、、
ただ、真っ黒なばかりのポジを作ってしまうわけで・・・。
やたら最短にこだわるわけで、するとサカナも逃げるわけで、
シャッターが押せる機会も減ったような気もするわけで、
そんな、減ったチャンスも十分にモノにできないわけで、
結局、長々書いても、上手く撮れない、言い訳なわけで・・・、
僕は・・・、
どうしたらいいのでしょうか、聰先生?

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「スジハナダイ」

August/4/’02 勤崎ニューポイント(2)

深場のエビを撮り終えて、浮上を開始しました。
今回も以前から、チャレンジしているスジハナダイに挑戦してみることにしました。
さて、このサカナは、スジがあるから「スジハナダイ」なのでしょうね。
(相変わらす、なんというか・・・)
尾鰭がぴーんと延びて、ヒレも全開で、美しいですね。
ただ、アングルが後ろからとなってるのがいただけませんが・・・・、
それは、ご愛敬。
ハナダイって深場にいるマニア垂涎って感じがありませんか?
僕の場合、このスジハナダイといえば、本来のこのサカナよりも先に、
変種を見てしまいました。
体側の赤色縦帯が、尾鰭の上の方に湾曲してる、”例”のバージョンです。
当時は、雑誌を見てスジハナダイの存在は知ってましたが、
実際に見たことがなかったので、その変種を直に見たときも、
特に印象のなかった記憶があります。
敢えて言うなら、
(とんでもない深いところにいるサカナやなぁ~)
程度です。
「その変種を見た時、この目を疑った」
とは、フリッパーズ真のガイドの矢野さんの弁。
そういうう感覚を憶えたらしいのですが、 僕とは、約3光年ほどの隔たりがあるようです。
ここ、勤崎ニューポイントの-25mに、春から夏にかけて、
キンギョハナダイ達と一緒にいたこの個体は、
今はどこに行ってしまったのでしょうね?

「アカスジカクレエビ」

August/4/’02 勤崎ニューポイント

特に何が、どうしたというわけではありませんが、
多分、いつも皆様が見てるアカスジカクレエビとは、シチュエーションが違うはずです。
ここは、勤崎ニューポイント。
そう、言わずとしれた「ヘルフ」のポイントです。
ところが、僕がいる場所は深度が更に下がって-4?.2mです。
このポイントに来たら普通、シコンハタタテハゼ見ますよね。
僕は、なぜかこの(こんな深場じゃなくても、もっと浅いところにウザウザいる)エビを、
減圧停止を必要とする状況まで、アホみたいに頑張って撮ってました。
窒素酔いのせいですかね、(今ここで、このエビを撮りたい)って衝動がどうしても抑えられませんでした。
それから-40m超の深場にいるんやから、減圧停止指示がコンピュータから出んかったら、それはそれでおかしい!!!
可憐ですね、
美しいですね。
オドリカクレエビもそうですが、どうして透明なんでしょうか?
透明な部分って、何が詰まってるんでしょう?
こう見ると、このエビには味噌・・・が見えません。
食べても、あまり美味しくないかも・・。
って、食べるなよ、こんなちっちゃいエビ・・・。

「アオサハギ」

July/28/’02 勤崎ニューポイント

写真はアオサハギのペアです。
非常に仲むつまじいカップルで、前を進んでいるちっちゃいのが彼でしょうか?
後ろの彼女の事を常に気にかけながら、僕の前をクルクル回った後、消えていきました。
いつも思いますが、この手のハギのカップルはこちらが赤面するほど仲がいい(笑)

「コガネスズメダイ」の幼魚

July/13/’02 勤崎ニューポイント(2)

7月になると、様々なシーンで、色んななサカナ達の幼魚が、ちょろちょろ始めます。
見てて可愛いのは、ご覧のコガネスズメダイの赤ちゃんです。
以前、欄外でちょっとだけ触れましたが、コガネスズメダイの成魚はあまり好きではありません。
テリトリー意識が厳格で、すぐ攻撃してくるし、コガネ(黄金)とは言うものの、ちょっとくすんでますし、苦手です。
彼らは、テリトリーを侵しさえしなければ、イラや、シマウミスズメ、カワハギみたいに、撮影の邪魔はしませんけど・・・。
写真は、体長15mm程度の、幼い個体です。
僕がカメラを向けると、逃れようとするのですが、50cm位の範囲を行ったり来たりで
全然逃げてません。
この写真では正確に表現できてませんが、水中ではかなり目立つ山吹色なので、あの調子では、
大きなサカナにすぐ食べられてしまいそうです。
でも柏島周辺ではどこにでも沢山いてますので、案外上手に逃げてるのか、それても食べられても
食べられても大丈夫なくらいの大勢の幼魚がいてるのかなぁ?
そんな、キビナゴの群みたいなコガネスズメダイの幼魚は見たこと無いけど・・・。
じゃあ、食べても美味しくないのか、毒を持ってるのか・・・?
うーん???

「イラ」

July/13/’02 勤崎ニューポイント

私は、ベラ科のサカナで「イラ」と申します。
ダイバーからは相手にもされません。
というよりも、嫌われてます。
私は、ダイバーに対して別に悪いことをした覚えはありません。
でも、邪険にされてしまいます。
なぜなんでしょう?
アホなダイバーは、顔面のアップしか撮ることができませんが、
身体には、結構自信があります。
頭部のパープルから肩にかけてのオレンジ、イエロー、グリーンと鮮やかなグラデーションが自慢です。
また、胸のあたりに鮮やかなコントラストて走る白いラインが私の特徴です。
ええ、顔に関しては他のサカナに比べて、ちょっとだけ不細工な事も自覚しているつもりです。
でも、私が近くに行ったからって、何も手で振り払ったりしなくても良いと思いませんか?
海面に浮上後、フリッパーズ号のタラップに手をかけてボートに上がろうとしたところ、
ボート上で僕のカメラを受け取りながら、真のガイドの矢野氏がこう問い合わせてこられました。
矢)竹田さん、イラが近寄ってきて、いらいらしませんでしたか?
僕)・・・
矢)いらいらしませんか?
僕)は・・・、はい
矢)そうでしょう、そうでしょう(笑)
どうやら矢野さんは、ご自慢のオ○ジギャグをお披露目してる最中の様でした・・・。
それはさておき、ハゼ等の被写体をじっくり撮ってるときにイラがくると、
当然、身体のちっちゃいハゼは逃げます。
それで、フォト派ダイバーはイラを嫌うわけですね。
そう言えば私がカメラを持たないダイバーだった頃はイラが寄ってくると
けっこう嬉しかった記憶があります。
産卵期の卵を守る場合は攻撃のために近寄って来る個体もありますが、そうでない普通のサカナは、
ダイバーが近寄ると、必ず逃げます。
そうでもないのに、イラは、興味深げにマスクの近くまで寄ってきますから。
餌付けをしてるわけでもないのに、自ら近寄ってくる存在は貴重ですよ。
イラにしてみれば、威嚇してるのかもしれませんが・・・。
この写真は、別のサカナを撮ってるときにこのイラに邪魔されたので、
腹いせに至近距離から、ストロボを発光させて、目を眩ませてやったときの写真です。
その後は、僕に近寄らなくなりました。
ストロボピカピカ攻撃(?)が利いたようです。

「ホソフウライウオ」

June/22/’02 勤崎ニューポイント

ここは、勤崎。
フリッパーズで言うところのニューポイントです。
ニューといっても、全然新しいポイントではありません。 そう言う意味では、「民家下」がニューポイントです。
そんな事は置いといて、6月、ここはいつもドキドキする、大変内容の濃い、面白い所でした。
(今も、面白いです)
初めて見るオイランヨウジ、すごく大きなモンガラカワハギ、この時期にコールマンズシュリンプ、
純白の美しいウミシダにウミシダウバウオ、変なイザリウオ、優雅なスジハナダイ、
それから、大好きなヤマドリなど、など。
どのサカナも(エビもいるけど・・・)、僕にとって思い入れの深いものばかりなので、
今一番面白いポイントはと聞かれれば、迷わず「ツトメ、ニュー」と即答できる場所です。
この日は、珍しい光景に遭遇しました。
真のガイドの矢野氏に呼ばれたので、近寄ってみました。
大きな岩と岩の間の陰で、なんとミノカサゴをゴンズイがクリーニングしてました。
あんな変な光景初めて見ましたよ。
結構な数のゴンズイが、ミノカサゴに群がってパクパクしてました。
その異様さに、ちょっと引いてしまいましたが・・・。
僕は初めて知りましたが、ゴンズイもクリーナーとなるのですね。
さて、写真のサカナですが、
天才ガイドの星加氏に教えてもらったホソフウライウオです。
ペアでいたのですが、ちっちゃい方の個体だけ写真に収めました。
(本当は、僕の寄り方が突然だったために、大きい方の個体が離れてしまったのでした)

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「オイランヨウジ」

June/15/’02 勤崎ニューポイント

オイランヨウジっていう名前のサカナです。
オイランって、漢字で書くと「花魁」です。
辞書で調べると、「おいらの(姉さん)」の変化だそうです。
写真の彼はトゲウオのそれに違わずに、おなかに卵を沢山抱えてます。
沖縄あたりでは、普通に見られるサカナだそうですが、ここ(高知県大月町)では
結構めずらしいのではないでしょうか?
少なくとも、僕は始めてお目にかかりました。
でも、なぜ花魁なのでしょうか?
こんな事を書くと皆様に叱られそうですが、
ヘルフリッチを目的に降りたポイントで、副産物的に、観ることができました。
ヘルフリッチより面白いと思いました。
っで、何とも雰囲気のある美しいサカナですね(よく泳ぎますけど・・・)。

「ハナアナゴ」

October/7/’01 勤崎ニューポイントにて

お洒落なサカナを観て、深度を上げながら、砂地を陸地側に向かって進んでました。
長い物体が、くねくね動いてる気配を感じで、顔を右に向けてみました。
僕のマスクの、スカート部分はクリアシリコンで出来てるので、結構視界が広いんです。
顔の真横に何かあると、何となくボヤァ~ってわかります。
ハナアナゴがその長ぁ~い体を器用にくねらせて泳いでました。
(おお、こいつが泳いでるのは初めて見た)
(ちょっと、接近してみよう)
すると、ハナアナゴ君、僕が近寄る気配を察したのか、中層を泳ぐのをたちまち中止して、着底しました。
長い体をブルブルッて震わせて、瞬く間に、砂地に潜りました。
それから、顔だけちょこんと出して、僕の様子を伺ってます。
その様子が、あまりにかわいらしくて、普段は、撮らないサカナですが、
今日は特別。
ファインダーを覗きました。
(よしっ・・・)
ストロボの電源を落として、ハウジングに取り付けていたビデオライトをはずし、地面に置いて彼に当ててみました。
僕は、そのまま彼を挟んで反対側に廻り、シャッターを切りました。
水が良くないので、あまり期待してなかったんですが不安げに僕の様子を伺っている
ハナアナゴの健治が、写ってました。
(健治、大丈夫やって)
(もう、あっち行くし・・・)
そう思いながら、ライトを回収して、浅場に進みました。

「オシャレハナダイ」

June/16/’01 勤崎(3)

この名前を付けた人は、素晴らしいセンスの持ち主だと思いませんか?
ハナダイの仲間は総じて、美しかったり、綺麗だったり、可愛らしかったりしますよね。
そんな中でも、お洒落なんですから、オシャレハナダイとは、よく言ったものです(笑)。
写真のオシャレな彼女は、ジーッと何を見つめてるのでしょうね。
「この日のために新調した真っ赤なドレスで赴いた、高校時代からの大親友の結婚披露パーティーの席で、斜め前のテーブルに座ってる、新郎の友人の、素敵な男性に見とれてたの。」
「ふと彼と目が合って、あまり強くないのに今日は2杯も飲んじゃったワインも手伝って、私の顔はドレスと同じ赤色に染まっちゃった。」
「恥ずかしいから、巣穴に帰ろっと・・・。」
そう言って、オシャレな彼女は居なくなりました。
・・・僕も、窒素に酔っちゃったみたいです。
ほな、さいなら。

「プリンセス・・・」

June/16/’01 勤崎(2)

(あっ)
(サンゴモエビだっ)
(こいつは、写真に収めなくては)
僕は、この海老を見るのが初めてだったし、以前から見たい、見たいって思ってたので、ファインダーに海老を収めようと、探していました。
すると、フリッパーズの名ガイド 吉松氏が、僕のフィンをノックします。
なんだろうと、ふり返ると、「こちらを先に撮りなさい」って合図されてます。
そこには、写真の通り、すばらしく美しいサカナがチョロチョロしてました。
(なんて、鮮やかな体色だろう)
いつもよく見るベラの幼魚たちに混ざって、泳いでいる彼女をファインダー越しに追いながら、
(掃き溜めに鶴とは、こんな事を言うんやね)
って、意味不明なことを考えてました。
それくらい、彼女は異彩を放ってました。
撮影現場では、パステル調の明るい紫に、白っぽいラインが美しく見えたのですが、ポジでは、鮮やかな青にレモンイエローのラインで写ってますね。
これらの絶妙な色合いが気に入りました。
でも、残念なことに、はっきりした名前が分かりません。
和名のない、キツネウオの仲間の幼魚で「プリンセス何とか、かんとか」というらしいのですが、聞き漏らしてしまいました。
ごめんなさい。

「コガラシエビ」

June/16/’01 勤崎

寒~い、名前のエビですが、何でコガラシなのでしょうか?
不必要に長~い、頭部が特徴の、不細工な容姿です。
でも、なぜだか愛嬌がありますよね。
体はこんなに黄土色で、太くて、毛むくじゃらですが、足は半透明で、かなり繊細な作りのようです。
写真では、分かりづらいですが、ちゃんとハサミも髭(触角?)もあります。
この、アンバランスが何とも言えない、エビです。
でも、この写真をダイバーじゃない人に見せても、なんの反応もありません。
海老が写ってるとは思ってないようで、背景のウニにばかり注目されて、
「おもしろいウニやのに、なんで、ちゃんとピント合わせんの?」
って聞かれました。
(おい、をい・・・)
初めて、このエビを見たときに何かに似てるって思いました。
コガラシエビを見る度に、何なのか全然思い出せずにモヤモヤした日々を過ごしていました。
ところが、このページを書いてたら、先程その謎が解けました。
何に似てるかというと、昆虫の「ユカタンビワハゴロモ」です。
セミの仲間のその虫も、意味不明な、前に迫り出た頭部の持ち主です。
イメージ出来ない方は、いつもお使いの検索エンジンで、調べてみてください。
必ず「あ~っ」て思うはずです。
※ このユカタンビワハゴロモに関しての異論は受け付けません。僕にはそう見えるのですから仕方がありません。

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