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cannaで「かな入力」の設定

最初に触った日本語ワープロが、ジャストシステム社の「一太郎」でしたので、
指が、当然のように、「ATOK」のキーアサインでしか動きません。
そういう訳て゛、Windows環境での日本語入力(IME)はATOKを使っていますので、
こちら(X11)の環境でもATOKの使用を切に願ってやみません。
ところが、ATOKのFreeBSD版は残念ながら発表されてませんし、
もちろん購入する余裕もありませんので、
本物のATOKの使用は断念せざるを得ないのが実情です。
幸い、cannaには、ATOK風キーアサインのサンプル設定ファイルが
あらかじめ用意されていたはずなので、まずは、それをさがしましす。

> find / -name “just.canna” -print

当然ですが、無事に発見できます。

/usr/local/share/canna/sample/just.canna

っで、その設定ファイルを.cannaにリネームして
自分のディレクトリにコピーするだけで、

>cp /usr/local/share/canna/sample/just.canna ~/.canna

キーアサインの変更はひとまず終了です。
まあ、若干の問題があるのは、後述のとおりですが・・・。

その問題は、
まだローマ字入力のままだということです。
早速、かな入力に改造します。
まずは、.cannaの

(setq romkanna-table “just.cbp”)

(setq romkana-table “kana.cbp”)

に書き換え。
これで、ほとんど(98%くらい)はかな入力ができるのですが、
以下の、ローマ字用のシンボル定義を無効にする必要があります。

(defsymbol
?, “、” “,”)
(defsymbol
?. “。” “.”)
(defsymbol
?[ “「” “[”
?] “」” “]”)
(defsymbol
?/ “・” “/”)

全行削除か、先頭に”;;”を付加してコメントアウトとします。

;;(defsymbol
?, “、” “,”)
;;(defsymbol
?. “。” “.”)
;;(defsymbol
?[ “「” “[”
?] “」” “]”)
;;(defsymbol
?/ “・” “/”)

ここを無効にしてないと
「ね」
「る」
「め」
に相当するキーががローマ字用の設定のままなので、全然打てません。
このままでは、まだ「を」と「ろ」がまだまともに打てません。
みょうなキーに割り当てられたままなので、キーマップを書き換えて修正します。
例えば「俺のキーマップ」をつくって、それを修正してみます。

> modmap -pke > orenokeymap.kbd

それから、「.xinitrc」に、”orenokeymap.kbd”を使用するように定義します。

userresources=$HOME/.Xresources
usermodmap=$HOME/orenokeymap.kbd

まず、「を」の修正

keycode 19 = 0 bar kana_WA kana_Wo

これで、普通は「わ」、シフトキーと併用すると「を」が打てます。
僕がはまったのは、「ろ」でした。
ネット上に展開されている、皆様のサイトには、よく、

keycode 124 = grave underscore kana_RO

で「ろ」が打てるとの記述が多いのですが、僕の環境では、全く役に立たなくて、

keycode 211 = backslash underscore kana_RO

keycode 211 = grave underscore kana_RO

と書き換えると問題なく打てるようになりました。
これで、慣れたATOK風のキーアサインで、日本語入力しまくりです。
めでたし、めでたし。
参考にさせて頂いたサイト:

CannaFAQs
FreeBSD掲示板

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