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カニ

いたずらカニ

妻が水槽内で、悪さを繰り返すカニを捕獲してくれた。
通販で沖縄からライブロックと一緒に我が野生水槽にやってきた1cm位の個体や。
ケヤリのフサフサを刈り取ったり、ライブロックの石灰藻を削ったりと、悪戯を繰り返してた困った君やった。
今は、ペットボトルに穴をあけて水槽内に隔離中である。
近所の海に帰すのもなんなので、ひと思いに包丁で二つにして、イソスジエビちゃん達の栄養源になって貰おうと、妻に提案したが、とりつく島もなく却下。
近所の海に行って貰おうか検討中であるが、生態系の破壊に繋がらないか心配である。
しかし、分からないのは女心。
北海道から来たタラバガニは、まだ動いてるにもかかわらず躊躇無く包丁を入れられるのに、沖縄から来たカニは可哀想なのだそうな・・・。
(あっ、タラバガニは、カニじゃないけど)

「ミズヒキガニ」

April/13/’03 後浜2号ブイ

写真のミズヒキガニ、名前について考えてみました。
「ミズヒキ」=「水引」と仮に考えてみます。。
慶弔の際に先様に届ける金品は、水引で結ばれ、熨斗(のし)がつけられます。
水引の歴史は古く、飛鳥時代まで遡ります。
随に渡った小野妹子が帰朝の際、随から日本の朝廷へ贈られた贈り物には
麻を紅白に染め分けた紐状のもの「クレナイ」が掛けてありました。
これが水引の元とされてるそうです。
これは帰途の海上の平穏を祈願すると共に、贈り物が真心のこもった品物である
ことを表したものだと言われているようです。
ミズヒキガニは、そんな太古の中国からダイバーのために送られたカニです。
我々の海中での安全を祈ってくれているありがたいカニなのです。
ご覧のミズヒキガニもそんな風に縁起良く見えるでしょ?
逆さになって何とも怪訝な顔でこっちを見てるのは、貴方の気持ちに曇りがあるからです。
何事も、斜に構えず、まっすぐな気持ちで接しましょう。
それにしても、ウルトラセブンに出てくる怪獣「ガンダー」によく似てます。
って言っても、わからないでしょうね~。

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「クモガニ属の一種」

May/18/’03 後浜1号ブイ(3)

ボロカサゴを撮った後、浅場に移動しました。
軽く流しているとキクメイシ科の緑色した綺麗なサンゴに、茶色いゴミが引っかかってました。
「・・・・(笑)」
ちょうど、浅場での時間つぶしに手頃なエビかカニを探してましたので、
直ちに撮影準備を開始します。
ファインダーを覗いて絞り値を決めている時に、もしやホントのゴミかもって嫌な予感が・・・。
顔を近づけて見るとありました、「瞳」。
紛れもなくオランウータンです。
パチパチストロボを光らせていると、動き始めました。
見た目こんなですが、結構素早く動きますよ。
正式な和名は無く、「クモガニ属の一種」として図鑑などには載ってます。
通称「オランウータンクラブ」と呼ばれています。

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「シラヒゲウニとゼブラガニ」

January/14/’03 勤崎ニューポイント(オシャレ)(2)

マガタマエビいないかな~って、シラヒゲウニをひっくり返したりしていました。
結局、そのエビは発見できませんでした。
(仮にいたとしても僕の眼では気が付かなかったのかもしれません)
集合時間も近づいていたので、ボートの近くまで戻って「これが最後」のつもりで、
目にとまったシラヒゲウニを手に取ってみました。
そこにはカニが潜んでいました。
このウニとこのカニの取り合わせは珍しく思い、思わずファインダーを覗いてみました。
どこにでもいるカニですが、自然と撮影に没頭していました。
安全停止の際、フリッパーズ号の船底をぼんやり眺めながら、
フリッパーズのガイドの矢野さんの言葉を思い出しました。
僕がまだ写真を始めたばかりの頃、よくおっしゃってました。
「ファインダーを覗いている時は、全てのことが自分の頭の中から消えています
普段の生活の中でそんなに集中することは、滅多にないんじゃないですか?
水中写真はそんな意味でも楽しいんですよ」
いかがですか?
皆様は、そんな楽しいダイビングをされてますか?

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「クビナガアケウス」

September/21/’02 勤崎ニューポイント(3)

とうとう、うねりに絶えきれずに、ニジギンポ君は、彼女に会いに行ってしまいました。
そこで、僕もふらふらとしてると、写真のカニを発見です。
水中ではミズヒキガニと思ってましたが、浮上後、図鑑で調べてみると、
クビナガアケウスというカニみたいです。
藻屑に隠れて、一生懸命擬態してますが、僕の目はごまかされません。
でも、うねりと一緒にコロコロ転がってる様は、ゴミとしか言いようがありません。
彼らを見てて不思議なのが、撮影してる僕から逃げているのに、
途中、擬態しながら、食事をするんですよね。
そんな状況でもエサがあれば食べる。
自然界の厳しさを、また垣間見ました。

「ホシベニサンゴガニ(?)」

January/19/’02 後浜3.5号ブイにて

写真は、ホシベニサンゴガニ・・・・、だと思うんですけど、 いかがなものでしょう?
ここは、後浜3.5号ブイ沖の、-30m付近です。
うねりもなく穏やかな水底で、僕の気持ちも穏やかに・・・、う~ん正確には、ボォーってなってました。
すると、真のガイドの矢野氏が、写真のカニを紹介してくださいました。
ファインダーをのぞいたときは、ただの茶色の地味なカニにしか見えませんでしたが、
ポジになってみると、節々が赤色で、
「おっ、キレイやん!」
って感じです。
ただ、左側の足が欠損してるのは、少々悲しいですね。
浜で大きな石をひっくり返すと、小さなエビやカニがワサワサ出てきます。
その中の比較的大きいカニを捕まえて、右側の足を全部プチプチ、もぎ取ってみました。
「カニはまた生えてくるから大丈夫」
って年上の近所の兄ちゃんに聞かされてたから、カニを見つけるとたまに、プチプチやってました。
僕が小学校3、4年生の頃の話です。
今考えると、僕に捕まったカニは哀れでした・・・。
その後の彼らの生死はおそらく、皆様が想像される通りだと思います。僕もそう思います。
この写真のカニの足は、もうちゃんと生えてるのかな?
今も、元気に後浜で頑張ってくれてることを切に祈ります。

「サンゴガニ」

December/31/’01 竜の浜にて(3)

では、質問です。
貴方は、この写真を見てどう感じましたか?
以下から、選んでください。
1)来る、来る、奴が来る、赤い彗星が来る
2)あい~ん
3)綺麗なカニだ
4)へたくそな写真やな
5)その他
1)を選んだ貴方は、身の回りに心配事があるようです。逃げていては問題の解決にはなりません。
2)かなり疲れているようです。十分な休息とリフレッシュが必要です。
3)充実した毎日を送っているようです。今の状態を続けられれば大丈夫!。
4)まだ全然寒いんですが、ダイビングに出かけましょう(笑)
5)まあ、可もなく不可もなく、普通です。
いかがでしたか?
2001大晦日
「竜の浜」第3夜 完

「クルマエビ科の一種」

September/8/’01 竜の浜にて(night)

通算226回目のダイビングは、2度目のナイトダイビングでした。
最初はアドバンスの講習の時に、 今はマリンドリームのオーナーで懇切丁寧なガイドの福留氏 と二人だけで潜りました。
その際、漆黒の闇の中にエントリーしていく瞬間は、緊張しまくっていました。
でも、ナイト特有の、夜の生き物の繊細な表情は素晴らしく、ハチの「ウイッ、ウイッ」っていう鳴き声(?)は今だにインパクトのある思い出として残っています。
さて今回はというと、別のサービスのダイバーと同時刻に、エントリーとなったために、30~40名のダイバーが各々ライトを持ってそこら中をうろうろしており、初めて潜った時のような夜の海の神秘性はあまり感じられませんでした。
しかし、やはり夜の海は素晴らしかったです。
昼間は見ることのない生き物たちの生き生きとした表情が、あの広大な砂地の各所で見られます。
・漫画のように、頭を持ち上げて、足を丸めているタコ
・寝ながら泳いでるアオヤガラ
・流されないように、珊瑚に噛みついてねてるカワハギ
・フリソデエビの餌にしたら1年分になる超巨大なヒトデ(70cm)
・写真のちっちゃなクルマエビ科の一種
砂粒と比較すれば、その大きさが想像していただけると思います。
このエビは、すぐに砂に潜ります。
いけないこととは思いつつも、指示棒で、堀り出して撮影してしまいました。ごめんなさい。

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「キンチャクガニ」


July/27/’01 後浜1号ブイにて(2)

雑誌等に掲載される、「キンチャクガニ」の写真は、
両腕を振り上げて、その特徴である「カニハサミイソギンチャク(と言うらしい)」を揺らせてるところを正面から捉えた、ユーモラスな表情の物が多いですよね。
ここでは、敢えて、その表情を避けてみました。
「索莫」「沈思」「孤独」
水中写真らしくない、そんな雰囲気を、
逆のイメージの「キンチャクガニ」で表してみました。

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