the orange bucket

嗜 好


November 23 ’01 Ushirohama No1.5
綺麗なイソギンチャクの仲間、満開です!
無性にチーズが食べたくなり、コンビニで「切れてるカマンベール」というチーズを手にとりました。
(まてよ、チーズにビールは合わんなあ)
ってことで、赤ワインも買いました。
家に帰って見た件のボトルには、
「通常ワインの倍のポリフェノールを含有している(当社比)健やかワイン」
とあります。
なんでも、欧米人の心臓病死亡率が低いことに関係している等、
このポリフェノールが多く含まれる赤ワインが健康に良いということで、
マスコミメディアが、かなり騒ぎ立てたことも記憶に新しいですね。
(そんなに体にいいからって、沢山飲んでも大丈夫?)
(飲み過ぎて、肝臓やったり、アル中にはならんの?)
(ポリフェノールが倍!ってことは、普通のワインにその物質を混ぜてるんじゃなかろか?)
(そんなこと出来るんなら、その物質だけを錠剤の様なカタチで摂ればどう?)
(この、「倍」含まれてるってのが胡散臭いなぁ)
(ポリフェノールが「倍」ってのは、絶対、業界の思惑が沢山含まれてる気がする)
(お菓子業界の、バ○○タ○ン○○みたいなものやな)
(○レン○イ○デーなら、まだましやね、○ワ○トデーってなんや、アホか!)
(色々、あるけど、一番の長寿国家は日本やなかった?)
(無理してワイン飲まんでも、今まで通りの食生活が一番なんやなかろか・・・)
こんなこと考えながら、その赤を口にしたんですが、結構いい感じなんですね、これが・・・。
健康に良いかどうかは置いといて、ワインは「お酒」として、素晴らしい飲み物ですよね。
さて、この時のチーズも大変美味しくて、満足でした。
ふと箱を見ると、雪のマークが付いてるのを発見してしまいました。
(・・・・・・・大丈夫、っよねぇ?)
この前から、お酒の話ばっかりやなぁ
’02 春一番 竹田

「タツノイトコ」

December/31/’01 竜の浜にて(5)

今夜で大晦日「竜の浜」シリーズも最後となってしまいました。
全6回が終了するのに3週間近くかかってしまい、とうとう3月となってしまいました。
「ぼうや~良い子だねんねしな~」
この写真を撮ってるとき、ず~っと頭の中で鳴ってました。
海藻にからみつく、タツノイトコが、そのアニメのオープニングに使われた、竜の姿にそっくりで、
また、その頭部を歩く虫(?)がいたんですが、でんでん太鼓を持つ童のように見えてなりませんでした。
でも、タツノオトシゴって言う名前は、このタツノイトコの方が絶対ふさわしいと思います。
で、タツノオトシゴが、タツノイトコって感じですよね、皆様、どう思いますか?
世の東西を問わず、先人達はこの世には存在しないものを造りだし、
後に生を受ける我々を楽しませてくれる。
竜、Dragon、龍、いずれも人類が創造した生物だ。
(だだ、Dragonを竜と訳すのは、いかがなものか、Dragonは、ドラゴンでいいと思うし、竜は、Ryuhでしょう)
ドラゴンと言えば、僕が学生時代にいた街に、「ドラゴン」というケーキ屋さんがありました。
甘いものにはあまり興味がありませんでしたから、そのお店に入ることは1度しかありませんでした。
(ケーキ屋さんが「ドラゴン」ですよ、変でしょ、でもお客さんはそこそこ、いたんですよねぇ)
僕は、名前が「ドラゴン」だから、ここのケーキはあまり美味しくないだろうなあって思ってました。
後期テストの情報について、色々お世話になった友達(女性)にお礼をするために
チーズケーキ(だったかな)と苺のショートケーキ(だったかな)を買って
お礼に彼女のアパートを訪れたことがありました。
その時が「ドラゴン」に入った唯一の一度でした。
「お陰で、テストなんとかなったよ」
「よかったね」
「これ、ケーキやけど、食べて」
「ありがとう」
「でもね、美味しくないかもしれんよ・・」
「何で?」
「ドラゴンってお店だから・・・」
「ああ、○○町のドラゴン?」
「そう」
「あそこ、結構美味しいんよ」
「へー、そうなんや」
「今、お茶入れるから、上がって、上がって」
彼女のアパートの玄関でこんな会話が交わされたと思います。
懐かしいですね。
2001大晦日
「竜の浜」最終夜 完

「カミソリウオ」

December/31/’01 竜の浜にて(4)

背景のトサカが、美しすぎて、カミソリウオは目立ちすぎです。
彼等は、背景に写ってるピンクのトゲトサカに擬態してるつもりなのか、
一生懸命寄り添ってました。
ちっちゃい個体は、トサカの枝(?)に合わせて角度まで付けてます。
(ピッタリくっついても、バレバレやね)
って言うことは、彼等の眼では色の識別が出来ないのかな?
ん・・・、でも、前日の30日に水中スクータでブンブン暴れてた時は、
流木の周りで漂ってたなぁ・・・。
結局、30日の大時化で、竜の浜の広大な砂地に、どこかから流れ着いて、
適当な居場所がなくて、取り敢えず漂ってたら、ビューティフルなトサカが目に留まり、
「うねりもちょっとあるし、まあ、いいっかぁ」
って一休みしてたら、突然、写真撮られてたって感じなのかな。
真相は、誰もわからないんですけどね・・・(笑)
そんなのんびりダイビングが、更に続きます。
皆様は、思い思いに、其処此処でストロボを発光させてるのでした。
2001大晦日
「竜の浜」第4夜 完

「サンゴガニ」

December/31/’01 竜の浜にて(3)

では、質問です。
貴方は、この写真を見てどう感じましたか?
以下から、選んでください。
1)来る、来る、奴が来る、赤い彗星が来る
2)あい~ん
3)綺麗なカニだ
4)へたくそな写真やな
5)その他
1)を選んだ貴方は、身の回りに心配事があるようです。逃げていては問題の解決にはなりません。
2)かなり疲れているようです。十分な休息とリフレッシュが必要です。
3)充実した毎日を送っているようです。今の状態を続けられれば大丈夫!。
4)まだ全然寒いんですが、ダイビングに出かけましょう(笑)
5)まあ、可もなく不可もなく、普通です。
いかがでしたか?
2001大晦日
「竜の浜」第3夜 完

「コチ科のさかな」

December/31/’01 竜の浜にて(2)

これ系のサカナの名前がさっぱりわかりません。
図鑑を見ても、その違いが、よくわかりません。
この写真のコチは、7cm程度の大きさでしたが、
成魚なのか、幼魚なのかすら判断できません。
どなかた、この写真のサカナの名前と同定方法を教えてくださいませんか?
2001大晦日
「竜の浜」第2夜 完

「イサザアミの一種」

December/31/’01 竜の浜にて

なんで、「竜」に蚊がおんねん?
平成13年の大晦日、本当に最後のダイビングは、竜の浜です。
浜に向かって右側のブイに、和風なフリッパー号を係留した、名ガイドの吉松チーム。
真のガイドの矢野チームとの関係で、少々時間調整を船上で行ってます。
しばらくエントリーせずに、皆様と和気あいあいのトーキングが弾みました。
飯田さん、橋本さん、川畑さん、それからご一緒した皆さん!
その時の話の内容、覚えてらっしゃいますか?
吉松さんの巧みな誘導で、妙に盛り上がりましたよね。
さて僕は、エントリーしたケイソンもとで、上の写真の「蚊」を発見しました。
皆様は、既にカミソリウオのところまで進まれてますが、僕は一人居残って
こんな写真を撮ってました。


もう少し春めいてくると、こんな「蠅なみんな」も出てきます。
世間では、「ニコチャン大魔王」って呼ばれてるみたいです。
因みに、この写真は、平成13年6月23日、勤崎 ニューポイントでの一コマです。
これから先、4回はこの大晦日の「竜の浜」の様子をお伝えします。

早春の風


実家の庭にて、マーガレットを陸撮!
お気に入りのグラスとクリスタルな氷が奏でる透明な響きを耳にしながら
スライドにマウントされたリバーサルフィルムをライトボックスに載せてルーペで覗く至福のひととき。
カランと鳴るグラスには、「ズブロッカ」という酒が満たされてます。
フリーザーの中で約2週間、必要十分に冷やされたそのウオッカを口にする度に、
ポーランドの草原を駈ける、爽快なそよ風を感じさせてくれます。
昨日から職場に泊まったままで、今日の午前中まで仕事をしていました。
呪わしいくらい、一際クリアに晴れ渡った青空は、絶好のダイビング日和を予感させますが、
僕は今、この地でクルマのハンドルを握りながら、職場からの帰宅途中です。
学生時代によく聞いた、ピンクフロイドの懐かしいCDをBGMに、
(今日は部屋の掃除をして、布団を干そう)
そんな大決心を胸に、赤信号をぼんやり眺めてました。
天気は非常にいいのですが、やはりまだ2月です。
布団を干すために、ベランダまで出ると肌寒い空気が緩やかに舞ってます。
僕は、春めいた空を感じたくて、ジーンズとTシャツだけで外に出たことを、
ほんのちょっとだけ後悔しながら、伸縮性のある物干し竿をのばし、
(来週は絶対潜ろう)
って、お隣の柿の木を見ながら考えてました。
掃除機のコードリールを収納し、トイレ用の柄タワシを持ちながら
ポンプ式のスプレー洗剤をシュッ、シュッってしてると電子音が耳に飛び込んできました。
不思議ですね、トュルルルルルっていう、電話の音にも表情を読みとれるんですから・・・。
僕は、嫌な表情のその音源の受話器を取ります。
やはり、職場からの電話でした。
掃除を手早くすませて、再度出勤のために、愛車のイグニションをまわしました。
あきらめに似たため息に載せて、(今日の休みは終了)って、呟きながら、アクセルを踏みました。
この職場の玄関を出るのは本日2度目ですが、ようやく解き放たれました。
クルマの時計は、18:04を表示しています。
辺りは、やはり薄暗くなってました。
(先日、「サルガウドウ」で紛失したカルビナを補充しよう)
そう考えた僕は、信号を直進して、ホームセンターに向かい、色んなタイプのカルビナを手に取りながらも、 結局は今使ってるタイプのものを選びました。
これがしっくり手に馴染むんですよね。
それから、従来の短い指示棒を紛失した際に、長い方が使い勝手がいいと思って購入した指示棒用のステンレスの棒も、 やはり僕の手には余るので、従来と同様の短いタイプのものをレジに出しました。
夕食を済ませ、ガランとよそよそしい部屋の中で、
(今日は、ビールの気分じゃないな)
(そういえば、ズブロッカがあった)
(今日は、春を感じよう)
あたたかくなったらその封を切ろうと思って用意していた、ズブロッカを、 フリーザーから取り出しグラスにそそいだのが、冒頭の様子でした。
「さわやかな干し草や、春の花、タイムの葉やラベンダーのような風味があり味覚にやさしく心地が良い。
まるで月光の調べを聴いているようである」
William Somerset Maugham 「The Razor’s Edge」
3年前に、北海道で買った思い出深いグラスから奏でられる、ズブロッカの芳しい若草の香りが、
もうすぐ其処まできている春の息吹を感じさせています。
平成14年 早春 竹田

「クロホシイシモチ」

December/31/’01 サルガウドウにて

写真のクロホシイシモチは恐らく、ダイバーからは全然注目されないサカナの一種でしょう。
図鑑で見るとイシモチの種類も色々あるみたいで、結構面白そうですよね。
この日は、実はアカオビハナダイを狙ってこのポイントに来たのでした。
でも、1本潜った後の、水面休息中に、
A)サルガウドウの例の根の-7mの棚にいてるクロホシイシモチ見た?
B)いいや、見てないよ
A)尾鰭の星が普通より黒い奴おるんよ
B)うっそぉー
A)頭の星が茶色っぽいのも3個体確認したんやけど
B)ホントに?
A)うん
A)見たい?
B)絶対見たい!
A)じゃあ、次のポイントもサルガウドウをリクエストしてみる?
B)絶対サルガウドウがいい
こんな、会話は聞きたくない・・・。

「サンゴトラギス」

December/31/’01 後浜2.5号ブイにて(2)

トラギスやエソも注意深く見てみると、興味深い動きをしますね。
写真のサンゴトラギスを撮るために、
ハゼを狙うようにじっくり時間をかけようと、腹這いになりました。
でも、ハゼとは、全然勝手が違いました。
こちらは息を凝らして、何もせずにじっとしてるのに、
方向転換するは、
近寄るは、
離れるは、
常にキョロキョロしてるから目線が一定でないは、
突然居なくなるは、
突然出てくるは・・・。

でも、トラギスは、トラギスで面白いって実感しました。
※因みに、写真のサンゴトラギスは、上も下も同一の個体です。

「ニテンエソ」

December/31/’01 後浜2.5号ブイにて

この写真のサカナは「ニテンエソ」です。
僕の写真では全然分かりませんが、吻端に2つの点があるのが特徴だそうです。
お仏壇の中の「チーン」が座る、派手な座布団の様な模様が特徴ではないみたいです。
「人という字は、人と人が寄り添って出来てるんです」
「人はこの字の様にお互いに、助け合うことが大切です」
「わかりますか?」
「あのー、先生・・・」
「なんですか?」
「写真はサカナですが・・・」

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