the orange bucket
「オイランヨウジ」
- 2002-08-07 (水)
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June/15/’02 勤崎ニューポイント
オイランヨウジっていう名前のサカナです。
オイランって、漢字で書くと「花魁」です。
辞書で調べると、「おいらの(姉さん)」の変化だそうです。
写真の彼はトゲウオのそれに違わずに、おなかに卵を沢山抱えてます。
沖縄あたりでは、普通に見られるサカナだそうですが、ここ(高知県大月町)では
結構めずらしいのではないでしょうか?
少なくとも、僕は始めてお目にかかりました。
でも、なぜ花魁なのでしょうか?
こんな事を書くと皆様に叱られそうですが、
ヘルフリッチを目的に降りたポイントで、副産物的に、観ることができました。
ヘルフリッチより面白いと思いました。
っで、何とも雰囲気のある美しいサカナですね(よく泳ぎますけど・・・)。
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「ネジリンボウ」
- 2002-07-19 (金)
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June/01/’02 後浜3.5号ブイ(2)
それで、ようやく見つけたネジリンボウの撮影体勢に入りました。
この日のハゼ達はかなりナーバスで、ちょっとした動きですぐに巣穴に引っ込んでしまいます。
でも、ちょっと待ってれば、不安そうに顔を覗かせて、しばらく様子をうかがった後に
またホバリングしてくれます。
ペアでいてるのですが、2匹の姿が見えたのはほんの一瞬でした。
僕は、ハゼを撮るときは、特に周りの様子を気にします。
1番の目的は、現在の被写体が不幸にして巣穴に引っ込んだ時に、別のターゲットを
確保しておきたいため。
2番目は、このハゼを狙ってる捕食者が必ずいるため。
ほとんどがエソです。
エソの捕食シーンを撮るか、ハゼを守るかは僕の胸三寸。
まあ、実を言うと久保師匠の受け売りなんですけどね。
実際エソの捕食シーンなんて、僕の技術で撮れるわけありません。
この日は後者のスタンスで撮影してました。
例に違わず、約30cmと、10cmの2匹のエソが、写真のネジリンボウ(5cm)を狙ってました。
僕が寄るよりも更に巧妙に30cmのエソが近づいてきてます。
ネジリンボウは呑気にお食事中。
ランドールズピストルシュリンプは、一生懸命巣穴の造成工事中。
(いかんなぁ)
(エソが近づきすぎてる)
(奴をなんとかせんと、撮影続行は不可能やね)
僕は、ようやく50cmの所まで寄ってたのですが、
指示棒を砂地に指している200cmの位置まで引き返しました。
カメラを置いて、エソにあっちへ行ってもらうために遠巻きに移動を開始。
すると、なにやら大きな固まりが近づいてきます。
僕)何?
エソ)!!
僕)・・・キリンミノ?
ネジリンボウ目指して一直線に泳いで来ます。
それに気づいたネジリン君は、すぐさま巣穴に入りました。
呆気にとられたのは、エソと僕。
お互い目を見合わせました。
エソは、僕に何か言いたげでしたが、何も言わずにあっちに言ってしまいました。
件のキリンミノは何事もなかったように更に砂地を一直線に進んで行きました。
僕はといえば、撮影意欲も失せてしまいました。
自然界は喰うか喰われるか。
「魚父の利」 とはまさにこんな状況を言うのですね。
そんな場違いな世界に潜ってる僕は、撮るか、撮れないか。
うーん、撮れないことばっかりなんやけどね・・・(笑)
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「シロタスキベラ」の幼魚
- 2002-07-16 (火)
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June/01/’02 後浜3.5号ブイ
シロタスキビラの幼魚達です。
この子ども達は常に3匹が一緒でした。
その大きさは、ちょっと写ってるサボテンみたいなイソギンチャクと比べて、想像してみて下さい。
ハゼをねらって砂地に陣取る前のひととき、
あまりに愛らしいその姿に、思わずシャッターを切りました。
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「ウミシダヤドリエビ」
- 2002-07-15 (月)
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June/01/’02 後浜1号ブイ(2)
さて、黄金色のウミシダを更に観察していくと、ご覧のようにウミシダヤドリエビ
も確認できました。
この個体は、非常にちっちゃくて、よく動きましたので、
なかなか思うように撮らせてはもらえませんでした。
この写真も羽枝の奥に隠れていくところで、ストロボの光が十分に届いてません。
でも、ポジでは赤い目がはっきりとアクセントとなってて、ちょっと美しいんですよ。
まあこれは、僕しかわからないんですけど・・・(笑)
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黄金色の「ウミシダ」
- 2002-07-09 (火)
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June/01/’02 後浜1号ブイ
黄金色のウミシダに、白黒のストライプが鮮やかなコマチコシオリエビ。
一見アンバランスな取り合わせに、ちょっとやらせ臭い雰囲気が漂ってきます。
っが、全くやらせではありません。
イグジット直前、1号ブイのケイソンのすぐ隣にいました。
海の中で発見したときは、鮮やかなレモン色のウミシダに見えましたが、
写真になってみると黄金色でした。
綺麗ですね。
ちなみに、「黄金色」、皆さんはどう読まれましたか?
オウゴン色?
コガネ色?
黄金週間(オウゴンシュウカン)ですよね。コガネ―では、意味が全く通じません
黄金分割(コガネブンカツ)と読む人はあまりいません。
一方、オウゴンムシ・・・?
黄金虫(コガネムシ)ですよね。
ニホンゴハ、ムツカシイ。
ふと、こんなわらべ歌を思い出しました。
「黄金虫(こがねむし)」野口雨情作詞・中山晋平作曲
黄金虫は 金持ちだ
金蔵建てた 蔵建てた
飴屋で水飴 買って来た
黄金虫は 金持ちだ
金蔵建てた 蔵建てた
子供に水飴 なめさせた
まだちっちゃかった頃、コガネムシを小金虫と思って
(お金少ししかないのに、蔵建てたらダメやん)
ってボンヤリ思ってる時代がありました。
でも、この歌の意味は、いまだにはっきり判りません。
オウゴンスズメダイ?
コガネスズメダイでした。
いい加減に、しなさいっ!
失礼しました~~~。
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「ミサキウバウオ」
- 2002-07-09 (火)
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June/01/’02 別荘下にて(2)
ウバウオって、漢字で書くと「乳母魚」でいいのでしょうか?
何の魚の、乳母なのだろう・・・。
オスでも、乳母なんだなぁ~。
前回も、ハシナガウバウオについて、ダイバーしか知らないサカナって勝手に決めましたが、
ミサキウバウオは、ダイバーでもあまり見たことないかもしれません。
いえいえ、レアとかそういった類ではなく、普通注目されないサカナという意味でね。
華も色もないサカナですが、僕はなぜかそんなサカナが好きです。
皆様も、浅場に戻ってきて、ある程度自由にさせてもらえるようになったとき、
岩陰をそっ~と覗いてみてください。
こんな、変なサカナ達が、いろいろ目に入ってきますよ。
まあ、そんな所にいてるサカナ達は華も色もありませんから、
そこらあたりは自己責任ということで・・・っね。
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「ギャオス」
- 2002-06-27 (木)
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June/01/’02 別荘下にて
おそらくネズッポ科のサカナの幼魚だと思います(全長3cmといったところかな)。
ヨメゴチでしょうか?
えっ?
コチ・・・?
コチはカサゴ目コチ科のサカナです。
ヨメゴチはスズキ目ネズッポ科のサカナ。
でもやっぱり、コチかな~?
この写真のサカナは、ポジで見ると綺麗ですよ。
ご覧のようにディスイプレイ越しでも、若干確認できますが
パステルブルーが格別です。
まあ、そんなことは、置いといて、
「ギャオス」
って知ってます?
ガメラっていう亀の怪獣が主役の古の怪獣映画に出てくる鳥のような怪獣です。
顔が、この写真のサカナにそっくりです。
元スワローズの「ギャオス内藤」とはあまり関係ありません。
6月1日、「別荘下」(今は民家下って呼ばれてる)ポイントでの一コマでした。
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「マツバスズメダイ」
- 2002-06-27 (木)
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May/26/’02 後浜1.5号ブイにて
しばらく、一定の距離を保って彼の行動を観察していました。
雌が産み付けた卵を中心に八の字のパターンで、上下左右360度を警戒しているようです。
そんな、厳しい表情の彼を撮りたくて、彼のテリトリーに敢えて侵入しました。
すぐさま彼は僕の行動に注目し、これ以上近づけまいと、制止を求めてきます。
切迫した表情の彼は、父としての役割を全うするため、僕に対して
何度も、何度も、警告行動をとりました。
この写真が、その瞬間です。
全身のヒレを精一杯広げ、これから先は絶対通さないと、僕のマスクの前に大きく塞がります。
一徹した意志が厳しく伝わってきました。
そんな我が子を守る、立派な捨て身の行動が感動的でした
僕は、そんな彼の意志に従ってそれ以上テリトリーを侵すことはありませんでした。
後浜では、よく観察できるマツバスズメダイですが、常に集団をなしているところしか
見たことがなく、今までさほど気にとめたこともありませんでした。
しかし、彼らも野生の生き物でした。
産卵期は単独となり、種の保存のために全身全霊をかけて、
僕たち人間に対しても行動を起こしてきます。
コガネスズメダイみたいに露骨な威嚇行動でなく、クマノミみたいに年中パクパクやってこないのがマツバスズメダイの奥ゆかしいところです(笑)
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「タコベラ」
- 2002-06-25 (火)
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May/26/’02 後浜3.5号ブイにて
ようやく、僕も300回目のダイビングを迎えました。
ポートを係留するポイントは、後浜3号半。
一般に3.5号ブイと呼ばれているポイントです。
この日の1本目が、300本の記念ダイブであることもあり、かなり気合い入ってました。
ちょっと変わったスジハナダイを写真に収めたくて、意気揚々とエントリーです。
キンギョ根付近で、BCに給気するために、インフレーターホースの給気ボタンに指をかけました。
しかーっし!!!
(????)
(あれっ?)
(BC、膨らまんやん)
(え゛~、中圧ホース外れてるやん)
一緒にエントリーした、ブリンプを携えたゲストに僕のカメラを預けて、
中圧ホースと、インフレーターホースを何とか接続しましたが、
肝心の真のガイドの矢野氏とははぐれてしまいました。
結局変なスジハナダイにアタックかけるには、ちょっとタイミングを逸してしまいましたので、
ボヤァ~って一人でブラブラすることにしました。
っでいつものの砂地で、ハゼを撮るでもなく、写真のサカナを一生懸命撮りました。
写真のサカナは、
イカベラ
ハマチベラ
タコベラ
トロベラ
タマゴベラ
アマエビベラ
エンガワベラ
ナマチューオカワリベラ
ソンナコワザベラ
イレテモベラ
コノヘンベラ
ダレモベラ
ヨマヘンベラ
カッパベラ
アナゴベラ
アカダシベラ
アガリベラ
オアイソベラ
おいおい、回転寿司じゃないんやから・・・
タコベラです。
変な名前ですが、これが標準和名です。
余談ですが、イカベラや上記のベラはいませんが、キツネベラとタヌキベラはいます。
尾鰭の形がユニークで、このタコベラの特徴でもあるのですが、見事に写ってません。
ちょうど、くるりっと回ってくれてる瞬間なのですが、肝心のしっぽが・・・。
変なベラになってしまいました。
まあ、変なスジハナダイを撮ろうとしてしてたので、
変なベラでもかまわないようなものですが・・・。
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「コシオリエビ」
- 2002-06-25 (火)
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May/25/’02 松島にて(3)
コシオリエビは、エビって名前が付いてますが、「エビ類」ではありません。
「異尾類」です。
異尾類って普通は、聞いたことのない言葉だと思います。
皆さんが知ってる異尾類の有名どころは、ヤドカリですね。
それと、タラバガニも、ほとんどの方がご存じでしょう。
タラバガニは、蟹ではありません。
「とおっれ、とれ、ぴぃっち、ぴち、蟹料理~」の広告にはちょっと間違いがありますね。
あと、ダイバーな皆様には、以前は、ムギワラエビって呼ばれてましたが、
オルトマンワラエビですね。ホントどこにでも居ます。
それから、ロボコン、クダヤギクモエビ。
あとピンクスクワットロブスターかな。
ヤドカリ、タラバガニ以外はなぜか、名前がエビとなってます。
「よう訳わからんけど、形似てるし、海老にしとけっ」
って感じで、研究がされる前に命名されたんでしょうか。
(ロボコンは、俗称で、正式名ではありません、念のため)
あと、可哀想な名前は、「カニダマシ」。
ウミエラカニダマシ。
(カニダマシって誰に対して、何をだましてるん?)
それから、ウミシャボテンカニダマシ
ウミサボテンにつく、ウミサボテンカニダマシじゃなくて、シャボテンって君?
っで、写真のコシオリエビは、何コシオリエビなのかな???
実は、アメリカザリガニの子どもだったりして・・・(笑)。
ちなみに、大きさは7mm程度です。
(んなもん、海ん中に、おる訳ないやんか!!)
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