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ねこ騒動

ここ何日か、ご近所でちょっとした騒動が続いている
というのも、
野良ねこが、うろうろと徘徊しているからだ。
この野良が可愛くて人なつっこいときているから、
騒ぎが大きくなっているようだ。

黒くて、細い、ちょっと成長した子猫なのだが、野良特有の、野性味は全くない。
おそらく、どこかで飼われていた猫が、脱走したか捨てられてこの付近にたどり着いたのだろう。
朝、僕が新聞を取り入れるため、玄関を出ると、
「みゃ~」
といって、どこからともなく小走りに寄ってきて、しばらく玄関の外で、
「みゃ~、みゃ~ぉ、みゃ~ぉ」と鳴き続けている様を見てると、
すぐにでも家の中に招き入れたくなってしまうのは事実だ。
すこし前に、飼ってた猫を亡くしたご近所は、こんな可愛い猫が、
みゃーみゃーすり寄ってきたら、当然餌を与えるだろう。
別のご近所には、手入れの行き届いた立派な芝生のお庭があり、
そのお庭が、この猫の恰好の休憩場所になっている。
芝の上でゴロゴロするだけなら、愛らしい猫のこと、
そう目くじらをたてる人はいないだろう。
しかし、だ、
猫も生き物であり、ゴロゴロだけではおさまらない。
やはり、やってしまってるようだ。
当然、芝生のご近所が快く思っている筈がない。
昨日、堪りかねた芝生さんが、苦情を件のご近所に申し立てた。
ところが、件のご近所の回答は、
「飼ってません!」
そう「餌を与えていることは認めるが、飼っている訳ではない」
というのが、件さんの主張である。
何時間も道路で揉めていたが、何とか昨日は静かになった。
ところが、本日もなにやら道で大騒ぎが始まった。
と思ったのもつかの間、
どういう訳か、芝生さんから件さんに、
猫用の「水と餌」プレートの寄贈がなされ、
どうやら共同飼育が始まりつつあるようだ。
どうなっちゃってるの?

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