- 2001-06-04 (月) 23:24
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May/05/’01 後浜1号ブイにて(3)
オドリカクレエビと、静かなひとときを過ごしていると、そろそろ深度を上げる時間になりました。皆様は、もう一足先に浅場に向かっているはずです。
僕は、元いたポイントにもどり、再度ボロカサゴにお別れの挨拶をして、徐々に深度を上げました。
途中、ボロ君を目指して降りてくる、矢野さん率いるフリッパーズの別チームとすれ違いました。
皆さんの顔は何かしらニコニコしているように見えました。
その中の東京からお越しのゲストが、僕に「ボロは撮ったか?」と合図を送ってきます。
僕は、少々大袈裟に「OK」サインを出しました。
いいですね、「OK」。
ダイビンクを始めてから、どんなときでも「OK」を出すのは大好きな瞬間です。
写真のアミメハギは、実はペアでした。
いつもは、すぐに隠れてしまい、今まで何度かアプローチしましたが、シャッターを切るどころか、ピントすら合わさせて貰ったことのない被写体です。
ところが、この日の彼等は、僕から、一定の距離を保ちはしてますが、離れません。
僕は、一生懸命ファインダーを覗き、彼等を是非収めようと、じーっとしてると、体の大きな方の 彼(でいいのかな?) が、僕のカメラ目指して突進してきました。
その一瞬が、この写真です。
いつも思うのですが、海の中の生き物って純粋ですよね。
大切なものを守るためには、たとえ相手が、巨大な僕でも、小さな自分の体を張りますものね。
うーん、彼女を守る彼は、強い!!
僕は、わずか3cmの彼の威嚇に降参して、
すごすごと無い「しっぽ」を巻きました(笑)。
そして、皆様がいる1号ブイのケーソン元まで、帰ったのでした。
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