- 2006-01-31 (火) 23:51
- ほんとだすらい
フィルムカメラで写真を撮るときは水中でのシチュエーションがほとんどです。
使うフィルムも今まで富士フイルムのリバーサル「ベルビア(RVP)」が90%を超えています。
コダクロームE100VS、ベルビア100、フォルティアSPとか使ったこともありますが、
やはり慣れてるってこともありベルビアが一番使い勝手が良かったです。
初めて、カメラを手にしたとき、当時カメラのことは全く何もわからないまま、
フィルムは何を買えばいいのか、フリッパーズの当時のスタッフ、吉松氏に尋ねました。
当然のようにベルビアを勧められ、逆輸入品の10本セットを6980円位で購入しました。
初めてのカメラでいきなりリバーサルフィルムなんですが、
露出なんて全く分からないまま水中撮影に臨みました。
案の定、現像から上がってきたものは真っ黒や、真っ白のフィルムばかりでした。
中にサカナのようなものが写ってたりするコマを発見したりすると、ピントが合ってなくても、
激しく感動した記憶があります。
このように写真を始めるきっかけが水中写真でありますから、陸上での撮影はほとんど経験がありません(笑)
先日デジカメを購入して、陸上ではフィルム枚数とか現像コストとか一切考えなく、
「のほほん」とシャッターを切ってまして、このスタイルがデフォルトになってしまうと、
F4使うときはフィルムの残数とか考えなくてはならなくなりストレスやな~って心配してました。
フジフィルム「ベルビア」も、製造中止となっていたのですね。
今まで慣れ親しんだモノの製造が終了すると聞くと、何だか感慨深いものがあります。
先述ように苦楽を共にした(?)フィルムですから、製造が終わってしまうのは全く残念でなりません。
現在では水中での撮影シーンに臨むことは極端に少なくなってしまいましたが、代わりのフィルムも
考える必要がありますね。ISO感度50のフィルムはフォルティアSP位しか思いつきませんが、
このフィルムは限定品であり、品数に限りがあるようで価格も非常に高価です。
やはりベルビア100に落ち着くのでしょうか・・・。
しかし、先日もふれましたが、光学機器業界の再編が進む現在、
需要の激減しているフィルムの製造販売がいつまで続くか心配です。
不透明要素が多い中、富士フイルムのHPにはまだ、
ベルビアの件も正式なアナウンスが見あたりませんし、気がかりでなりません。