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「コスジイシモチ」

May/4/’02 サルガウドウにて

もっとダイナミックに、口内保育をとらえた写真は世の中に沢山あるので、
こんな写真をみても、先輩諸兄な皆様は、
「また、ど素人が、無理しちゃって・・・」
と、冷笑を浮かべていらっしゃる事でしょう。
それは、それで、そう思っていただくのは仕方のないこと・・・。
ただ、一言いわせていただくと、この写真はこのシーンを狙って、撮った訳ではないんですよ。
たまたま、偶然、のタイミングで、シャッターを切ったら、
こんな写真になってしまってたのです。
「なあ、チビども、よく聞いてくれい」
「父ちゃん、アゴがしんどくなっちまったぜ」
「ちょっとだけ、外にでてくれねえか?」
「おめえらも、窮屈だろう?」
「口開けるから、外の新鮮な海水でも、浴びろや」
「さあ、」
「んあー」
ぴかっ
「!」
「おお、あぶねえ、あぶねえ」
「もうちょっとで、得体の知れねえ、奴に、おめえらを食われちまうとこだったぜ」
「そんなことになった日にゃあ、母ちゃんに顔向け出来ねえや」
(あれ、今、ちょっと口開けたんとちがう?)
(ひょっとしたら、口の中の卵撮れてるかもしれん)
(いやぁー、僕の目の錯覚かいな・・・)
写真は、まさにこの瞬間を偶然とらえたところでした。
ファインダー越しには、口を開けたことすら、はっきりわかりませんでしたが、
写真には写ってました。
彼は、おそらく、もっと大きく口を開けたかったことだと思います。
どうやら、僕は、子供たちに新鮮な海水を浴びさせることを邪魔してしまった様です。
そんな一瞬でした。

群青・テンジクダイ友の会「天竺への道」会員の僕としては、
卵の半分以上が口から出てる瞬間を撮りたいのですが、
これはなかなか遠い道のりのようです。
ちなみに、この瞬間の事をフリッパーズの新顔で、天才ガイドの星加氏は、
「 げろってる 」 って表現します。
僕)あの根のもとで、何見てたん?
星)イナズマ(ヒカリイシモチ)です
僕)ふーん
星)雄が、何回も げろって ました!
僕)・・・・・

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