まずはお昼。
いつも通り、スーパーのにぎり寿司とフリーズドライのお味噌汁です。
空の様子は、こんな感じで雲一つない快晴です。
柳の木の葉っぱは全部落ちてます。
昼食後、一息つきます。
今夜の夕食のために買った黒ビールを頂いちゃいます。
日本の黒ビールは初めてでしたが、まあまあいけました。
それから、今夜のダッヂオーブンデビューのための炭火の段取りについて、妻と軽く打合せをしていました。
焚き火台をどうするかとか、色々考えてました。
、、ん、、、炭おこしはどうするの?
ええ、忘れたんですよ。
私がね。
肝心の「炭」をね。
妻は、ダッヂデビューは炭火でじっくりと思ってました。
焚き火台も完璧に持ってきましたが、さすがに肝心の炭がないとなるともうね、
どうしようもありません。
ここは頭を切り替えて、思い切って「薪」でやってやろうじゃないかと、、、ね。
開き直りに近い、決断でした。
「かまど」もできたし、なぜか丁度良い五徳も基地の隅っこで発見したし、さあ、直火で薪に火をつけますよ。
まずは、去年枝打ちした柳の小割りを井桁に組んで、先ほどのお昼の割り箸を焚きつけにします。
季節がら失火の事を最優先に考えて、焚きつけには新聞紙や枯葉は使いませんでした。
これらを使わなかったことで、種火は、火の粉を上げる事なく素直に薪に移ってくれました。
「薪」となる物は、以前に枝打ちし、乾燥している枝などがありましたので、何とかなりそうです。
薪の火も落ち着いてきたので、いよいよ新品のダッヂオーブンの登場です。
まずは油をひきましょう。
豚の肩ロースとバラ、合わせて600gを投入します。
いい香りが辺りに漂い始めます。
15時40分、今の気温は15℃。
陽が陰ってくるとだんだん気温が下がり始めました。
ある程度火が通ったところで、妻が自宅から仕込んできた醤油ベースのタレを入れます。
それから黒ビール。
今日の夕食は、「豚肉の黒ビール煮」です。
お昼の後に飲んだ黒ビールはこのために買ったものの残りでした。
最終的に黒ビールを600cc入れると、泡で何も見えなくなりました。
重い蓋を”ガラン”という永遠の閉鎖音とともに閉めました。
この後は、しばらく、だいたい2時間ほど何もせずに待ちます。
ただし、火がなくならないよう気にかける事を忘れてはいけません・・・。
30分経過した頃、蓋の重さに中の圧力が勝ったようです、蓋の隙間から蒸気が吹き始めました。
待ちきれずにちょっと様子を見てみます。
当然ですが、もう少し煮込みが必要みたいです。
最初に蓋を閉めてからだいたい1時間が過ぎました。
気温は、13℃まで下がりましたが、火の周りにいるからか寒さは感じません。
1時間30分くらい経ちましたので、ご飯を炊くことにします。
こちらはガスで手軽にさっと炊きます。
ジャスト2時間となりました。
お肉は柔らかくなってます。
いい香りです。
ご飯も、ふっくら炊けてます。
いつもながら、カニの穴も開いてますね。
ふわふわの柔らかい豚煮に仕上がりました。
これが、すごく美味しいのでびっくりでした。
ビールの作用なのかダッヂオーブンの圧力なのか分かりませんが、豚肉は柔らかく、醤油ベースのタレの味と屋外で食べる環境がそれぞれ絡み合って、最高の夕食となりました。
ただ、ビールがクーラーの中で凍りつくほどキンキンに冷えていたのはこの季節には冷たすぎました。
次回は、ウイスキーか焼酎のお湯割がよさそうだと妻が申しておりました。
600gあったお肉も二人でペロリと平らげ、夜の宴はそろそろお開きです。
18時30分を回り気温は12℃でした。
薪はほとんど燃え尽きました。
この後、火の始末をキチンと済ませて、寝る準備を始めることとします。
今回、炭を忘れた事がきっかけで薪を直火で使ってみました。
かなり奥の深い世界だと感じました。
「かまど」の組み方や「薪」の種類による火の特徴、それからダッヂオーブンの使い方など、またまた新しい扉を開けつつあります。
「炭」の扱いもまだまだなのに、直火と薪、それからダッヂオーブン、スキレット・・・・。
これからの季節は、アウトドアが本当に面白いと思います。