電気炊飯器を使わずにご飯を炊いたのは、何年振りかと考えてみました。
生まれたばかりの人間が成人をする年齢の1.5倍ほど前のことになります。
高校生の頃、何を隠そう登山部だった時期があり、その頃の経験から飯盒炊爨は、当時、当然のスキルでした。
そんな経験もあり、数年前から山歩きを妻と一緒にしているのですが、昼食はもっぱらフリーズドライ(FD)を中心に簡単に済ませていました。
FDのために湯を沸かす必要もあり、一応ジェットボイルなる湯沸かし専用ストーブのようなものは持っています。
先日山歩きではなく、単なるハイキング的に山道を歩いている時に、
「本格的に山に入らないこんな日は、ゆっくり時間もあるしご飯炊いての昼食とかも面白いね」
って何気なしに言ったことから、是非やってみようということになりました。
コッヘル(近頃ではクッカーですか?)が無いね、じゃ料理も作れるようにもう少しちゃんとしたストーブも、ってことで、早速山道具量販店に車を走らせたのは今週の日曜日でした。
文化の日の今日は、季節外れのキャンプ場でご飯を炊いてカレーを食べようという企画です。
ここには、コガネムシ以外、僕たちしかいません。
もう少し登ったところには、紅葉目的の観光客が沢山のはずです。この渓谷には珍しく大型の観光バスが入ってきてましたから。
一応、ご飯は僕が担当で、カレーは妻担当となりました。
カレーは、市販のカレールーを隠し味など加味することなく純正のまま使ってますが、これが抜群に「美味」でした。
担当とか偉そうなこと書いてますが、準備から後片付けまで、ほとんど全部を妻がしてくれたのであまり大きな声で担当面はできません。
保温袋(夏のお土産用に買った際の保冷袋を代用中)の中で10分間の蒸らしを完了させた直後の様子です。
炊爨(こんな言葉、普段は使いませんよね)は、飯盒でしか行ったことはなかったのですが、まあ何とかなるものです。
本来、ご飯を炊くこと自体はそれほどスキルが必要なものでは無いのでしょうね。
やはり、炊爨して屋外で食べるカレーは、ネットに先輩諸氏が書かれている通り、3倍増しの美味さでした。
写真のダイバーズウオッチの温度表示は、13℃を示していますが、この後12℃まで下がりました。
流石に寒いです。
次は何を作ろうか、楽しみでなりません。
ただし、山歩きをする際は炊爨は無しの結論となりました。
なぜって、流石に時間がかかり過ぎます。
山歩きは、秋から冬しかしませんので、炊爨の最中に体温が下がりすぎてしまって命の危険(大げさではなく)もあり得るからですね。
今後、屋外での昼食は、その炊爨して食べる目的のため専用の行動となります。
もちろん山歩き用にフィードバック出来ることは、積極的に取り入れますけどね。
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