- 2015-10-01 (木) 20:04
- ぽちっとな
国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)に滞在する
宇宙飛行士と子供達がアマチュア無線を利用して交信を行う
「ARISSスクールコンタクト」というプロジェクトがあります。
本日(H27.10.01)、19:26からこのプロジェクトが開始されました。
数日前、この情報を妻がいつも巡回しているHAM関連のサイトからか入手していました。
興味半分で、僕たちもハンディー無線機を手に、近くの山の上にある運動公園の駐車場まで車を走らせました。
本当に衛星との無線交信を傍受できるのか半信半疑でしたが、ハンディー機でも案外聞けるとの情報を信じて、開始5分前に現地に到着し、開始の時を待つこととしました。
19:26を過ぎても、全く反応を示さない無線機を眺めながら、
「やっぱりこんな小さなアンテナでは無理やな」
と、諦めかけてたその時、ISSに滞在中の油井宇宙飛行士の
「・・・よく聞こえます。」
という声が、突然、僕の手の中にある無線機から聞こえてきました。
少し雑音混じりの始まりでしたが、はっきりと聞き取ることができて感動でした。
しばらく、10数秒ほどの無音の後、
「今、九州あたりです。今日は雲が出ているので、静岡からはISSは見えないですね」
という感じで、子供達と交信する声は、全くクリアで雑音もほとんどない状況で聞き取ることができました。
さすがに、交信している静岡県の中学校の生徒たちの声は聞こえませので、油井さんの言葉のみを聞くこととなります。
しかし、宇宙から降りそそぐ、油井さんの言葉は聞いていて楽しいものです。
ISSの移動速度が、秒速7〜8kmという、想像を絶する速度らしいので、5分ほどで日本列島を通過してしまいます。そのためなのかどうかわかりませんが、プロジェクトも10分程度と短いものです。
もし次の機会があれば、また無線機を片手に、童心にかえって、宇宙に想いを馳せようと思います。
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