- 2015-09-21 (月) 23:51
- ほんとだすらい
渓谷の最深部に、「乙御前の滝」があります。
その昔、西暦で言えば1585年だそうですが、美しいお姫様(土居清良氏の娘、乙御前姫)が、婚礼の日、迎えが来なかったことにより破談になってしまったと勘違いしてしまい尼になってしまったそうです。
一応、次の日にお迎えは来ることになり、カツラを着用して結婚したまではよかったのですが、その夜、尼になっていることが分かってしまい、実家に帰されたそうです。そのまま帰る訳にもいかず、途中の滝に身を投じてしまったと伝えられている滝です。
また、桂川渓谷の桂川は、滝に身を投じた時にお姫様のカツラが流れたことによるものだそうです。
そのお姫様の慰霊のため、後に里人が建立した神社が滝の上の山にある乙姫神社。
お姫様が自分と同じ悲しみを後の世の人にさせまいと守ってくれると言われており、縁結びの神社として参られているそうです。
お姫様を美しいと思ったのは僕の想像ですが、こんな心の持ち主は、容姿も絶対美しかったはずです。