- 2012-01-24 (火) 23:47
- コンピュータ
我が家のネットワーク環境が少し変わった。
回線は、NTT西のフレッツ光プレミアムを利用している。
この回線はCTU(加入者網終端装置)という、
ルータのような機器が同社から貸与される決まりになっている。
このCTUの数ある残念な仕様の一つに、
“ブロードキャストアドレスに対して、パケットを投げることができない”
というものがある。
さらには、
“CTUを市販のルータ等に交換することができない”
という、致命的なものまである。
ただし、PPPoEにて市販のルータ等をぶら下げることは出来る。
それは置いておいて、自宅内に無線LANの敷設許可が妻から下りたのだ。
ブルーレイレコーダに録り溜めた、自転車ロードレース関係のコンテンツを別室で再生することが目的だ。
ということで、無線LANルータの購入に踏みきった。
折角なので、先述のブロードキャスト云々にも対応したモデルを選んだ。
NECのAtermシリーズのWR9500Nという商品で、イーサーネットコンバータがセットされたモデルとした。
これは、まったく同じ無線ルータが2台セットになっていて、別々に2台購入するよりも、1台当たりの価格にアドバンテージがある商品となっている。
もちろん、同じものが2台あってもしょうがないので、一台は妻用のルータで、もう一台が私用とした。
嘘である。
商品自体はまったく同じものが2つなのだが、双方ともルータなりイーサーネットコンバータなりの役割を演じることが出来る。
イーサーネットコンバータとなった片方は、2階のテレビを伴って1階にあるブルーレイレコーダと無線LANでネットワーク的に繋がることになる。
これが今回のゴールである。
ただし、2階のテレビはまだ存在していない。
いずれ我が家に届くことになるが、それまではルータの設定をしながらその時を待つこととした。
さて、ではお楽しみの、ブロードキャストにパケットを投げつける時がきたようた。
それまでに、まずはネットワークの再構築を終えなくてはいけない。
ルータが増えたのだから、各端末やサーバーののIPアドレスから含め、すべて見直す必要がある。
ここに来て「ひかり電話」の設置場所の変更を余儀なくされる。こいつだけはCTUの直接配下にいないとダメな決まりになっているから。
“ミカカ仕様”はいろいろ制限が多くて少々閉口してしまう。
とは言え、レイヤー1レベルでの設定は特に問題なく終了した。
ONU—-CTU—-ルータ—-サーバ
┃ ┃
ひかり電話 PC
CTUの後ろに、ルータが1つ増えたので2重ルータっぽい設定になっている。
NECの取説には、フレッツ光プレミアム環境では、CTUにブリッジで繋ぐようにかかれているが、
「そんなアホな仕様は許せない」とつぶやきながら、PPPoE接続の設定を済ませた。
次に、サーバの再設定も紆余曲折を経ながら完了し、ルータ導入以前の環境を再現することができた。
いよいよ、ブロードキャストにパケットを、そう「マジックパケット」を投げ込む準備が整ったのだ。
何のために、そんなパケットを投げなくてはならないか含めて、その具体的な方法は、
次回につづく。
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