- 2008-10-20 (月) 23:05
- 海水魚水槽
結局、賑やかな
- ルリスズメダイ
- キンチャクダイ
達は、生まれ育った海域に帰しました。
当初から予想はしておりましたが、
我が家の水槽には、荷が重い2種でした。
心配していた餌付けに関しては、
どちらも(奇跡的に)人工フードを捕食しましたので、
問題はなさそうでした。
予想外の問題は、ルリスズメが強すぎる事でした。
当初の予想では、キンチャクダイが水槽の制域権をとり、
スズメダイ同士であるカクレクマノミとルリスズメが細々と争う状況を想定していたので、
まったく違う展開となりました。
しかしルリスズメダイの凶行には舌を巻きました。
水槽の約70%にあたる部分をテリトリーとして主張したので、
もう、エコロジカルニッチどころの騒ぎではありませんでした。
体格では、5〜6倍は大きいであろうキンチャクダイが、
パワーヘッドの裏側の狭い隅に追いやられて、ブルブル震えている様は、異様です。
それからルリスズメは、ライブロックの下にやたらと巣穴を掘りまくって、
ムラサキハナヅタ(スターポリプ)が活着しているライブロックをひっくり返す勢いでした。
事実、そのライブロックは傾いたまま約3cmほどのの深さで陥没していました。
底砂の表面部分には、パウダータイプの砂の割合が多いので、ルリスズメが穴を掘ると、
飼育水全体が砂で白く濁り、ライブロックの表面や、辛うじて生き延びている
ハマサンゴの表面をパウダーサンドが覆い尽くしてしまう勢いでした。
このままでは、水槽の崩壊につながりかねない悪行であったので、
早急な対応に迫られていました。
そういうわけで、新入りの2種類のサカナ達には申し分けなかったのですが、
生まれ故郷の海に帰してきました。
僕は勤務中でしたので、すべて妻が代行してくれました。
水槽に入るときは結構抵抗がありましたが、海に返す本日は、
察するモノがあったのか、おとなしく網の中に入ったそうです。
やはり、こんな狭い水槽より広大な海の方が良かったのでしょう。
それから、水槽はいつもの落ち着きを取り戻しつつあります。
カクレクマノミ達もいつも通り仲良く泳いでいます。
ご厚意でサカナ達を下さった方には、
- やはり我が家の水槽には荷が重すぎたこと
- サカナ達は、生まれ育った海域に本日帰したこと
- トゲトサカは、今のところポリプも広げて元気であること
を伝えようと思います。
その後、妻と確認した内容は、
今の水槽では、
- サカナは、カクレクマノミ2匹がベストであること。
- 仮にキンチャクダイの仲間を加えるとしても、5cmまでの小型ヤッコが限界であること。
でした。
ということで、「いつかはヤッコキーパー」の夢はまだ諦めたわけではありません。
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