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平成19年大晦日



ここ数年、大晦日は穏やかな気持ちで過ごしている。

今年の最後の日という特別な(?)今日なのでこんな気持ちになるのだろうか?
でも、どんなに考えてみても、何がどう特別な日なのかはっきりしない。
確かに1月から始まる「年」の最終日であるが、それだけである。
仕事の区切りは12月も1月も変わらずに忙しく、ひとまず3月末に区切りが来るが、
本当に一段落つくのは6月以降である。
遊びに時期的な区切りなどない。
この時期は天候が思わしくなく、世間も気忙しいので悠長に遊んでいる場合でもない。
独身時代、雪が降ろうが、風が吹こうが、年末年始は必ず柏島で潜っていたということは、
今となっては良い思い出となってしまった。
翌日に控えている正月のために、妻は朝からお節料理の準備に大忙しである。
妻から、依頼のあった細かな事は、午前中の内に片づけていたし、
(こう書くと、子供のお使い並みの事ばかりだったので、妻には叱られそうだが・・・)
外は雨や霰の降る天気で、外出するには気が引けるしで、僕は居間でゴロゴロしていた。
何とも平和な晦日である。
そういう訳で、このブログのカスタマイズを久しぶりにしてみた。
積年の夢であった、「カテゴリー」のアイコン化に着手し、ひとまず完成させた。
もともと判りづらかった「カテゴリ」であるが、更に判りづらくなったかもしれない。
それから、エントリー日付のビジュアル化と、
「群青」時代の古いエントリーに付加してある大きすぎる画像の不都合を修正した。
おかげで、CSSの書式について、少し理解を深める事ができた。
そんなこんなで、こんな時間になってしまった。
写真は、妻の実家から送られてきた鏡餅である。
昔からのしきたりであるが、正月を迎えるためには、欠くことのできない重要なアイテムである。
このようにレイアウトされた干し柿は、「仲睦まじく、外ニコニコ」の意なのだそうである。
昆布は、もちろん「喜ぶ」を表現している。
先人たちが創造したこれらのアイテムには、日々の生活の中で、
時節の区切りを明確に示し、時折り折りに、平安や幸福の願いがこめられている。
これも、忘れ去られつつある日本人の良き風習の一つだと、この時期だけは思い出される。
陽が落ちるにつれて、風の音と、木々の枝葉がこすれる音が激しさを増している。
「平成20年、幸、多かれ」
と、コタツの中から偉そうに念じている。

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