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MTユーザのための、お手軽WordPress

20070801_wordpress.jpg

ずいぶん前から、というよりMovableType(以下MT)を選択した直後から
気になっていたブログツールにWordPressがあります。
僕がMTを用いてブログを書き始めたのが、2005年9月です。
Wordpressの存在を知ったのがその直後と言うことになります。
最近では、
MTの次期バージョンについて、SixApartからアナウンスされ、僕もベータ版(直近は、Release Candidate 1)の使用感を確認したりしてますが、
ちょっと思うところがありまして、WordPressも触ってみることにしました。
案外簡単にインストールやMTからのデータ移行が出来ました。

WordPressが要求する条件は、

WordPress ME 2.2.1の場合:
PHP4 (version 4.2以上)
MySQL(version 4.0以上)
文字コード UTF-8

こんな感じです。
データベースが、MySQLというのが少々気になります。
今利用しているサーバーでは、すでにMTでMySQLを使用しているので、
MTとWordPressのデータが共存するというのは、気持ちがよろしくない。
そこで、Apache他のサーバーをUSBのメモリスティック内に設定してみました。
スティックの容量は256MBです。
サーバー環境の設定については、こちら等を参考に、さくっと済ませておきます。
では、WordPressをインストールします。

1)まずWordPress Japanからファイルをダウンロードしてきて、
2)解凍して、
3)しかるべきディレクトリー(./www/wp)にコピーして、
4)ブラウザーからインストーラーを呼び出して、
5)ウィザードの指示通りで、
6)完了です。

・・・と言いたいところですが、はまりました。
まずはwp-config.phpの設定です。
その前にデータベースを作ります。
phpMyAdminを起動して、新規のDBを作成します。
名前はなんでも良いと思いますが、一応”wp”としておきます。
それからUniform serverの設定がデフォルトであれば、
wp-config.phpを以下の通りとします。

DB_USER
root
DB_PASSWORD
root
DB_HOST
localhost
DB_CHARSET
utf8

これで、OKなはずです。
はまったのは、インストールウィザードがSecond Stepの途中で止まってしまうこと。
“Continue to Second Step”をクリックした後、永遠に待たされます。
原因は追及してませんが、サーバーからのリアクション待ちなのだと思います。
何か、環境的に足りないものがあるようです。
そこでphpMyadminでデータベースの様子を観察していると
テーブルが10個でき、その後変化が見られなくなります。
ここで、データベースの構築が終了したと勝手に判断をいたします。
で、ウィザードは中止です。
“http://localhost/wp/”にアクセスしてみると、一応初期画面が見られます。
MTと比較して非常におしゃれな感じにびっくりするはずです。
っで、管理画面への入り口がサイドバーの下の方にあるのですが、
インストール作業の最後の方でパスワードを知らせてくれるらしいのですが、
途中で止まってしまうので、当然わかりません。
このままでは、管理画面にログインできないので、何もできなくて困ります。
パスワードの再発行の手続きを要求してみたりしますが、
サーバーにメール環境が整えられてない以上、
インストール時に登録した自分のアドレスに送られてくるはずはありません。
先ほどのSecond Stepで止まっているのも
このあたりが原因かもしれませんが、検証してません。
まあよしです。
さてここからがミソです。
データベースに保存されているパスワードを強引に変更します。
phpMyAdminを起動します。
テーブルを眺めながらそれらしいフィールドを探していると見つかりました。

table > wp_users > use_pass

このフィールドに保存されている値が、件のパスワードだと思います。
暗号化されてますので、意味不明な文字列が沢山ですが、気にせず一気に削除します。
アルゴリズムはMD5だろうと、適当に想像しながら
関数MD5を使用して、新パスワード用に任意の文字列を設定します。
パスワードの変更が完了しているはずです。
ちなみに、管理画面へのユーザ名は、adminです。
これで、晴れて管理画面に入ることができます。
あとは、WordPress三昧です。
手元にある、メモリースティックがサーバーなので、
何をしても、誰にも迷惑がかかりません。
煮るなり焼くなり、ご自由にお楽しみ下さい。

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