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今年の夢、それはオーバーフロー水槽

何でもそうなんでしょうけど、売れ筋の大きさとか、メーカーの思惑で
決まっている大きさとかで、大量生産されるものは価格もこなれてきて
案外低価格で、入手可能なものです。
ところが、少しでも規格から外れた大きさとなると、値段は倍どころか
10倍ほど跳ね上がったりします。
これは、水槽と、その大きさの話です。

以前から、DSB水槽に憧れて背の高い水槽を探していました。
通常、横幅60cmの規格水槽と言えば、奥行き、高さ共に30cm程度と
相場が決まっており、各社この大きさは一定です。
標準で上に乗せる、照明(20W蛍光灯)の長さ等に影響しているのかもしれません。
DSB(Deep Sand Bed)によるナチュラルシステムの場合、底砂を15cm前後敷き、
還元濾過を実現しようと試みるため、水槽の高さは重要です。
高さ30cmの水槽に、12~15cmの砂を敷き詰めると飼育水の深さは、
16~13cm程度しかなくなり、濾過システム以前に飼育水の総量がわずか
20リットル程の、不安定要素たっぷりの訳わからん水槽になってしまいます。
そんな訳で、高さ45cm以上の水槽を探していますが、手軽に入手できるその高さの規格水槽は、
通常、横幅90cmを超えるクラスのものしかありません。
我が家に横幅90cmの水槽など設置できるわけもなく、半ば諦めかけてました。
ところが・・・、
先日妻の実家に帰った際、ふらりと海水魚ショップに立ち寄ってみました。
60×45×45cmのガラス水槽が、8,400円と表示されています。
これは、「買い」の予感です。
この思いは妻にも通じたらしく、二人の頭の中は、自宅の間取りの平面図が展開されてました。
妻は、店員さんに
「この水槽に合う台はありますか?」
なんとも抜かりのない質問をしています。
この大きさになれば、水量が単純に120リットルを超えます。
真水のみを満たしても120kgの重量を超えます。
海水は比重が1.023で、中に砂や岩を入れると更に重量が増す事は必至です。
こんな重いものを、今の60cm規格水槽のように玄関の下駄箱の上に置いたりはできません。
店員さん曰く
「はい、ありますよ、これです、、、14,480円です」
(合計22,880円か、なんとかなるか、、、、)
お互いが、そう考えてたみたいです。
っで、お互いに
(この水槽の底に穴あけてオーバーフロー管を通して、今ある水槽をサンプとして利用すれば・・・)
(総水量170リットルの水槽に早変わり・・・)
(ってことは、いままでは難しかったハナダイの群泳、または憧れのヤッコ、コーラル各種、、、)
全く同じ事を考えながら、お店の中で無言でニヤついていました。
ところが、
(今から立ち上げるとして、すぐに迫りくる夏場の猛暑はどうする?)
(これまでのように、おもちゃの空冷ファン程度で下がるような水量ではないから、
水槽用のクーラーは必需)
(折角オーバーフローなんやから、ベルリン方式に変更するか?)
(じゃあ、プロテインスキマーはどうする?)
(揚水ポンプは?)
(これらの電源はどこから確保する?)
(換水が一回40~50リットル、そんな大量に採取しなくてはいけない・・・)
一気に現実が押し寄せてきて、僕が言いました。
「今晩、一晩考える?」
妻は、ただ一言
「そうね」
わずかな時間でしたが、海水魚ショップで幸せのひとときをかみしめた、
遅いお正月休みでした。

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