- 2006-11-22 (水) 23:58
- 海水魚水槽
今、水槽にいるエビは、アカスジモエビと、イソスジエビの2種です。
エビがタンクメイトとなって、何度も、そのハッチアウトに立ち会うことができました。
今回は、今月の17日22時過ぎでした。
ただし残念ながら、卵から孵ったエビのちび達は、親エビのように大きくなるわけではなく
すぐに死滅してしまうのが現実です。
ハッチアウトしたエビがそのまま成長するほどの環境が、この水槽にはないからです。
水温、水流、光、エサなど素人の僕が思いつくだけでも、天然環境と比べて足りないものだらけです。
その他にも「不足しているもの」、「有害なもの」の存在など、挙げるときりがありません。
この写真はD50に、105mmのマクロレンズを装着し、ISO感度1600、水槽設置の20W蛍光灯2本を光源として
撮影しました(デジカメなので、35mmフィルム換算の焦点距離は157mm相当になります)。
中央下部にかろうじて白く写っているのがエビの幼体(ゾエア)です。
親エビ同様な形態をしているのが何となくおわかりいただけますでしょうか。
実はテレコンバータを用いた倍撮影も試みましたが、光量不足と被写体ブレで一枚も写真として成立する
画像はありませんでした。
今回のハッチアウトも夜間、光の無い環境下で行われました。
撮影のためにライトを点灯して見ると、水槽内全体に小さな白い点が、無数に飛散してました。
この状況から、親エビが体を震わせながら、子エビのハッチアウトを促している光景が目に浮かびます。
今回その瞬間は確認できてませんが、神秘的なその姿は何度見ても生きる命の尊さを実感します。
ハッチアウトの直後は、全ての水槽内の生き物が、子エビを食べ始めます。
アカスジモエビも、イソスジエビも、たとえ我が子でも口にする彼らは、やはり野生の生き物です。
これも、生きる命の尊さの側面なのです・・・。