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鼻毛の散髪

前回の散髪からすでに3ヶ月が経過した僕の髪は前後左右、
伸び放題です。
襟足の先端は、まき込みかけており、
このまま放置すればジャンボ尾崎と見間違うような
洒落にならん状態に近づきつつありました。
前髪は、目にかかっておりうっとうしいことこの上なかったので、
今日、満を持して行ってきました(水槽の掃除をした後ですが・・・)。

いつもお世話になっている散髪屋さんに到着してみると、
赤青白の渦巻きは止まっており、一見、休業かと思いました。
しかし、ドアは開放されており、店内の電気はついていました。
店主のおじさんはソファーに座って何やら楽しそうに話しているのが
道路から伺えました。
のぞき込みながら近寄っていくと、どうぞって声をかけてくれたので、
散髪をお願いしました(僕はいつも予約無しで飛び込みで行きます)。
しかし、完全にいつもと様子が違ってました。
若いおねえさんが、お金を払ってTシャツのサイズを申告したりしてました。
いかにもお客さんじゃ無い人が頻繁に出入りしています。
店主のおじさんが言うには、所属しているヨットクラブが
西日本規模で見ても、まあまあ、有名なヨットレースを主催しており、
その参加者が続々エントリーに来ているのだそうです。
レースは明日開催されると言うことで、
本当はお店を明けている気分では無いようでした。
僕の髪を切りながらも、表の人通りを気にしたりで、
明らかに本業がおろそかになってる感じでした。
実際、仕上がる時間はいつもより少々長めでした。
とは言っても、こちらもヨットレースについての興味深い話を聞きながらなので
別に苦もなく、逆にウキウキしているおじさんの気持ちが手に取るようにわかって
楽しめました。
そんな、気もそぞろな状態ですが、鼻毛カットも忘れずに
ちゃんとお仕事を完遂してくれました。
僕は生まれてこの方、鼻毛をカットしてくれる散髪屋さんはこのお店が初めてです。
他人に鼻毛を切って貰うことが結構大変なのをご存じでしょうか???
というのも、カット中は息を止める必要があるのです。
鼻で息してると、カットした鼻毛まで吸い込んで
むせ込んでしまうからです。
しかし、おじさんは今から鼻毛を切る旨の宣言などしてくれませんから、
カットが始まる直前に息を吐いてしまうと、窒息するのではないかと
思うくらい苦しくなるのです。
このタイミングは、まだつかめてません。
今日も、息を吐いた瞬間にカットが始まり、
カットが終わったところで、思わず鼻で息を吸い込んでしまったから、
むせ込んで、危うく窒息するところでした(笑)
しかし妻が鼻をのぞき込みながら言いました。
「上手に切ってる・・・」
流石、本職ですね。
ヨットレースで気持ちが高ぶっていながらも、
のぞき込まないと見えない鼻毛まで、上手に切ってくれてました(笑)

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