- 2003-02-04 (火) 1:08
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October/5/’02 後浜1号ブイ
雑念は一切捨て、彼の地に向かおう。
その深さ故の静けさと、誰もいない賑やかさと、流れある清らかさの中
名も知らぬ、その友を訪ねよう。
今はダイビングと言うよりも、写真を撮ることが楽しくて、
「仕方なく」とは言わないまでも、水中写真の為に海に潜ってるという状況で、
本末転倒なダイビングを行っています。
ですが、よく考えてみると、僕もやはりダイバーですね。
潜る楽しさを忘れてる訳ではありません。
深場にいる時は、写真を撮るというよりもダイビングを楽しんでる事が殆どです。
カメラは携えてますが、ただ持ってるだけ、
海底での水圧とか、
タンクに幽閉された大気中の窒素とか、
浮遊感とか、
フィンキックによる加速の妙とか、
フィッシュウォッチングとか、
ウエットスーツのみ許された、緊張と緩和の織りなす快感(※)とか、
さらには、減圧バーに絡まっての、減圧停止も実は楽しい時間だったりします。
ただし、冒頭のように、あのサカナを撮ろうと思ってエントリーする場合は
別ですね。
今回は、この写真のハゼのために、1号ブイの三輪車の更に下まで、向かいました。
この写真はストロボ光を使用せずに、ビデオライトを使って撮影してます。
「静けさ、賑やかさ、清らかさ」を感じとっていただければ幸いです。
Nikon F4+Nexus F4PRO Micro Nikkor 105mm+Kenko MC7(X2)
f5 1/15 EL-1530LL(30W)
(※)腰まで拡がる生暖かい快感は、陸上では味わうことのできない特別なものですよね。
お食事中の方、ごめんなさい。