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「ちょぼピグ」

April/27/’02 勤崎にて

この日の3本目の勤崎。
ニューアイドルの登場です。
マリンクラブフリッパーズのオーナーであり、真のガイドの矢野氏 が発見された、
非常に小さい、タツノオトシゴの仲間です。
矢野氏は、ちょぼいピグミーシーホースで「ちょぼピグ」と命名されました。
まるで、ゴミに擬態してるかのように、波に揺られながら、右に左に揺れてます。
それから、突然泳ぎ始めます。
ちょっと様子を伺ってると、また別の場所にとまります。
そんな感じで、ちっこい上に、よく動くので、カメラマン諸氏に、もの凄いストレスを与えてくれます。。
ご覧の写真は105mmの最短撮影です。
ポジには等倍で写ってますので、躯幹輪の長さを物差しで測ってみると6mmでした。
全体では、概ね1cmといったところでしょうか。
当初、こんなに小さい彼らですから、どんどん大きくなって、
普通のタツノオトシゴになるんじゃないかと心配されましたが、
育児嚢が大きく膨らんでいる雄の個体がおり、翌日萎んでしたらしいので、
これが成魚だと確認されました。
それから、まだ学名も和名もないタイプらしく、
「Japanese Pygmy Seahorse」
という名前で、図鑑(洋書)に載っていることも確認されました。
勤崎では、当分ちょぼピグの壁がホットスポットとなりそうです。
「いやぁ、色も岩色ですし、あまりに小さいですから、一般受けしませんよ(笑)」(矢野氏談)

速 報
平成14年6月7日 柏島では、2m級のマンボウが観察されたそうです。
情報提供:川畑氏(大阪府)

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