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「タツノイトコ」

December/31/’01 竜の浜にて(5)

今夜で大晦日「竜の浜」シリーズも最後となってしまいました。
全6回が終了するのに3週間近くかかってしまい、とうとう3月となってしまいました。
「ぼうや~良い子だねんねしな~」
この写真を撮ってるとき、ず~っと頭の中で鳴ってました。
海藻にからみつく、タツノイトコが、そのアニメのオープニングに使われた、竜の姿にそっくりで、
また、その頭部を歩く虫(?)がいたんですが、でんでん太鼓を持つ童のように見えてなりませんでした。
でも、タツノオトシゴって言う名前は、このタツノイトコの方が絶対ふさわしいと思います。
で、タツノオトシゴが、タツノイトコって感じですよね、皆様、どう思いますか?
世の東西を問わず、先人達はこの世には存在しないものを造りだし、
後に生を受ける我々を楽しませてくれる。
竜、Dragon、龍、いずれも人類が創造した生物だ。
(だだ、Dragonを竜と訳すのは、いかがなものか、Dragonは、ドラゴンでいいと思うし、竜は、Ryuhでしょう)
ドラゴンと言えば、僕が学生時代にいた街に、「ドラゴン」というケーキ屋さんがありました。
甘いものにはあまり興味がありませんでしたから、そのお店に入ることは1度しかありませんでした。
(ケーキ屋さんが「ドラゴン」ですよ、変でしょ、でもお客さんはそこそこ、いたんですよねぇ)
僕は、名前が「ドラゴン」だから、ここのケーキはあまり美味しくないだろうなあって思ってました。
後期テストの情報について、色々お世話になった友達(女性)にお礼をするために
チーズケーキ(だったかな)と苺のショートケーキ(だったかな)を買って
お礼に彼女のアパートを訪れたことがありました。
その時が「ドラゴン」に入った唯一の一度でした。
「お陰で、テストなんとかなったよ」
「よかったね」
「これ、ケーキやけど、食べて」
「ありがとう」
「でもね、美味しくないかもしれんよ・・」
「何で?」
「ドラゴンってお店だから・・・」
「ああ、○○町のドラゴン?」
「そう」
「あそこ、結構美味しいんよ」
「へー、そうなんや」
「今、お茶入れるから、上がって、上がって」
彼女のアパートの玄関でこんな会話が交わされたと思います。
懐かしいですね。
2001大晦日
「竜の浜」最終夜 完

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