- 2001-10-11 (木) 23:55
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September/8/’01 サルガウドウにて
ガラスハゼを撮り終えて、一息ついていました。
※水の中で写真を撮ってると本当に「一息つく」っていう表現がぴったりですよね。
(さて、次は何を撮ろうかな)
って思ってた矢先、名ガイドの吉松氏が僕を呼び寄せます。
氏は、かなり興奮しています。
その様子から、
(えっ、またホムラハゼ?)
(それとも、シーラカンス?)
って思いながら、ゆっくり近寄りました。
すると、スレートに
「ここ(柏島)では初めて」
「前、伊豆では見たことあり」
「キサンゴ」
「カクレエビ」
って、次から次へと書かれました。
(何、それ?)
(キサンゴカクレエビ?)
(知らんなぁ・・・)
氏の指し示す指の先には、キサンゴがあります。
エビはいません!
(???)
氏は誇らしげに、指し示し微動だにしません。
(どこ?)
で、再度、氏の顔を見ると、
しょうがないなぁ、っていう自信に満ちた表情で、わかりやすく、エビを教えてくださいました。
全くキサンゴと同じ色の、ちっこいエビがいました。
全長6.5mmです。
僕たちは、諸事情によりライトを持っていませんでした。
(こんな薄暗い海で、しかも1cmにも満たないちっこいエビをライトも無しに、
よく見つけるものだ)
流石、名ガイド氏です。
(それにしても、ぶっさいくなエビやなぁ)
そのエビの存在や、価値がわかってない僕にとっては、
猫に小判
豚に真珠
馬の耳に念仏
馬耳東風
天高く馬肥ゆる秋
陽は高く
海の辺の丘に登って見下ろせば
雲母に光る入り江の碧に
休らう白い美しい船
あれれっ、またまた窒素のイタズラがはじまったかな・・・?
薄暗い中、キサンゴカクレエビはキサンゴの周りをくるくるまわって逃げようとするし、ピント合わせは大変でした。
だからって、エビにピントが合ってないのは言い訳になりませんが・・・。
そんな中、水中ライトの重要性を再度認識したダイビングでした。
って、違うやん、キサンゴカクレエビが見られて良かった だろ?
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