- 2001-10-05 (金) 0:44
- Ultrablue
平成13年8月25日、219回目のダイビングのエキジット直前、表層付近
平成13年9月26日、1頭の犬を捕獲した。
職場の建物建替え工事の建築現場に、1ヶ月位前から住み着いていた迷い犬で、 茶色のシベリアンハスキーの♀だ。
彼女は工事現場のオッちゃん達や、僕の職場の職員からもたいそう 可愛がられていた。
ところが、イヌが敷地内に居着いて、万が一の事があってはならないから、
捕獲後、処分するように・・・との指示が出た。
首輪をしていて、全然吠えなくて、つぶらな瞳で、人なつっこかったので、
誰かに飼われてたのだと思う。
あんなにおとなしくて、よく馴れた犬が、飼い主から逃げ出すとは考えづらいので、 何らかの理由で捨てられたのだろう。
僕の上司が連絡をしており、
前日の25日、市役所の担当課の職員が、野犬の捕獲檻を設置していった。
人に慣れて、素直な彼女は、何の疑いもなく僕の職場の職員の誘導に従って、
その檻に入ってしまった。
檻に鍵をかけるのは僕の役割だった。
南京錠を2ヶ所にはめたのだが、そんな僕にもしっぽを振って愛嬌を振りまいている。
その後、市役所に電話を入れるのも僕の役割となった。
そして、彼女はトラックにも素直に乗って、行ってしまった。
フリッパーズのマスコットのティナは、♀のゴールデンレトリーバーですが、
こんな大きな犬に近寄れるようになったのもダイビングのおかけでした。
基本的に、犬とか猫とかはあまり得意ではありません。
でも、何度も会ってるうちにティナだけは大丈夫になりました
別の犬はまだまだ、ですが、
そのシベリアンハスキーはなぜだか最初から、座って頭を撫でることができたのに・・・。
茶色のシベリアンハスキーは捕獲後、1週間経った今日、処分された。
僕は今、ヒトの計り知れないエゴに反吐が出る思いだ。
平成13年 秋冷 竹田
写真と本文は、全く関係ありません
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