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その後、この手のエビには「ガンガセエビ」という、よく似た仲間がいることを教えていただきました。 その見分け方として、側面の白い線が細いのが「・・・カクレエビ」で、太いのが「ガンガゼエビ」だということを 久保師匠から教えていただき、 自分では何となく分かったつもりでいました。 この写真の「ガンガゼエビ」を見るまでは・・・。 愛知からお越しのゲストと一緒に「オシャレハナダイ」をメインにこのポイントに来ました。 棘の長い大きなウニを何となく見ると、鮮やかな紫のエビがペアでいるではないですか。 (おっきい、ガンガゼカクレエビやなぁ) (色も綺麗やし、横の白い線も、もの凄く太い) (あっ!) (これが・・・) (これが、ガンガゼエビなんや!!!) (ああ、これやったら、ガンガゼエビとガンガゼカクレエビの違いが分かる) (白線の太さもそうやけど、体色も鮮やかな紫色や) (う〜ん、明らかに違う) (・・・って事は・・・) (今まで僕が見てたのは全部、カクレエビやったって事なの・・・?) (・・・) (やっぱ、本物を見んといかんね) こんな事を考えながら、シャッターを押してました。 「ねえ、写真、撮るんはかまんけど、いつまでもここに、おってええの?」 「さっき、ピッピッ言うとったやん」 「かれこれ時間たったけど、のんきに、僕らを撮ってて大丈夫なん?」 写真のガンガゼエビは、こう僕に語ってくれてるようでした。 左手のアラジンに視線を移すと「およよ」の表示が出てました。 僕は、急いで焦らず、浮上を開始しました。 |