September/23/'01 サルガウドウにて

このエビを撮り始めると僕は、たぶん異様だと思います。
ガンガゼに、向き合って、じーっと動かなくなるんですからね。
周りの人は、何を一生懸命撮ってるんだろうと思うんでしょうか?

このエビは、初めて自分で見つけた擬態したエビですので、思い入れも大きいんです。

何気なくガンガゼを見てると、棘が妙に膨れてるんですよね。
(あれっ)
(この棘は変やね)
(!!!)
(棘の一部が動いた)
(え〜っ?)
(・・・エビ?)
(エビ〜、エビ〜、エ〜ビッ)
(ありゃりゃ、逃げてしもたぁ)
これが、このガンガゼカクレエビとの初めての出会いでした。

それ以来、ガンガゼを観察するのが楽しみで仕方なくなり、
写真を初めてからも、何度もシャッターを切りました。
が、そのフィルムは軟質プラスチックゴミとして火曜日の早朝、
収集車に積まれています。

こんなに大きく撮れたのは、初めてでした。
ええ、こいつは、これからもとり続けますよ。
目、口、鼻と表情がちゃんと撮れるまでね(笑)

エビに鼻はないって!!!


市の清掃課の皆さん、ごめんなさい。
これからも、フィルム出し続けると思いますので、よろしく


< BR>