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フリッパーズのオーナーで真のガイドの矢野氏 が、僕を呼んでます。 氏の指示棒の先には体長1cm程度のちっちゃな赤いエビがいました。 氏のスレートには「オトヒメエビの仲間」と書いてあります。 ファインダー越しに覗いてみると、今まで見たことのない綺麗なエビです。 (僕の見たことないは、あまり信用できませんが・・・) 結構早い速度で移動するこのエビを撮影しながら、 (めずらしいエビであるはずだから、まずは、ピントの合った証拠の写真を撮ることに専念しよう) (構図とかの出来映えは、その次だ) 数カット撮影した後に、こんな事を考えました。 (このエビとは、2度と巡り会ないかもしれない。) (今の、僕の、精一杯の技術を出し切ろう) (これぞ一期一会、う〜ん、利休) っで、出来上がったのがこの写真です。 ・・・情けなや。 サービスまで帰り「海の甲殻類(峯水亮 文一総合出版)」に掲載されている個体と比べてみました。 それには、両腕があるのですが、この写真の個体には左腕しかありません。 何かが違う。 欠損してるのか、図鑑とは違った種類なのか謎は深まるばかりです。 |