July/16/'01 後浜4.5号ブイにて

砂地で、ネジリンボウを撮影していました。
フリッパーズのオーナーで真のガイドの矢野氏 が、僕を呼んでます。
氏の指示棒の先には体長1cm程度のちっちゃな赤いエビがいました。
氏のスレートには「オトヒメエビの仲間」と書いてあります。
ファインダー越しに覗いてみると、今まで見たことのない綺麗なエビです。
(僕の見たことないは、あまり信用できませんが・・・)
結構早い速度で移動するこのエビを撮影しながら、
(めずらしいエビであるはずだから、まずは、ピントの合った証拠の写真を撮ることに専念しよう)
(構図とかの出来映えは、その次だ)
数カット撮影した後に、こんな事を考えました。
(このエビとは、2度と巡り会ないかもしれない。)
(今の、僕の、精一杯の技術を出し切ろう)
(これぞ一期一会、う〜ん、利休)

っで、出来上がったのがこの写真です。
・・・情けなや。

サービスまで帰り「海の甲殻類(峯水亮 文一総合出版)」に掲載されている個体と比べてみました。
それには、両腕があるのですが、この写真の個体には左腕しかありません。
何かが違う。
欠損してるのか、図鑑とは違った種類なのか謎は深まるばかりです。