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その時は、「フリッパーズのオーナーであり、真のガイドでもある矢野氏」 の指し示す 指示棒の先にいる、ちっちゃなタツノオトシゴを確認するだけ でも精一杯でした。 まばたきをしただけで、もう視界からはいなくなってました。 いや、いなくなるのではなくて、カモフラージュが完璧なので わからなくなるというのが正しいですね(笑)。 その後、白い個体や、黄色っぽい個体など、幾度となく観察する事になるのですが、 僕が、こんなに写真を撮ることが出来るようになるとは思ってもいませんでした。 (いえ、いえ、決して上手く撮れてるって言う意味じゃなくて・・・) この写真は、「僕も本当にピグミーを見ましたよ」っていう、翔子の写真・・・もとい、 証拠の写真です。 オオウミウマにしろ、イバラダツにしろ、このピグミーちゃんにしろ、 タツノオトシゴな、みんなは、すごくシャイですよね。 カメラを向けると、必ず背を向けますもの。 このときも、何回かシャッターを切りましたが、かろうじて顔が写っていたのは この一枚だけでした。 他のカットも写っていると信じてたんですが、頭頂部とか、背部ばっかりでした。 彼等を撮ったことのある方は、わかって頂けますよねぇ。 |