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この日は、透視度3〜5m程度、水温は20度前後で、流れてるという、あまり良くないコンディションでしたので、彼らがホバリングしている姿など見えるはずもなく、僕はカメラ片手にぼんやりしてました。 すると、 「フリッパーズの名ガイド 吉松氏」 が、ゆっくり回って来るようにとの合図をくださいました。 指示棒の先にあるものを見ると、なにやら不思議な2本の棒が見えました。 氏は、写真を撮りやすいように弱めのライトを当ててくれています。 「ははぁん、これが、アサヒガニなのね」って、ほくそ笑みながら、少しずつ寄りました。 僕にとっては、初めて見る生き物でした。 って言っても、マッチ棒のような2つの目しか見えてないのですけれども・・・。 ストロボの角度を調整するために、不用意にも左手が大きく動きすぎてしまい、眼前の2本のマッチ棒は、瞬く間に砂の中に入り込んで行きました。 僕は、蟹があんなに俊敏に、砂に潜れるとは知りませんでした。 見たことありますか? モクモクモクモクって砂塵をあげて、一瞬のうちに、垂直に砂の中に入っていくんですよ!! っで、砂地をうろうろしていると、写真のハゼを発見しました。 何ハゼでしょうか? ライトを照らしながら、最短まで寄っても全然逃げない、 サービス精神旺盛なハゼ君でした。 |