December/29/'02 後浜2号ブイ

ダイビングを始めて最初の頃は、結構気になる生物です。
ウチワや、トサカなどのソフトコーラルの陰に隠れるように生息しているのですが、
かなり目立つので、初心者でも容易に発見できます。
その特異な、まるで蜘蛛のような見た目に
(海の中にも蜘蛛がおるっ!)
って、感覚を柏島で潜る98%の初心者ダイバーが覚えます。

僕がダイビングを始めた頃は「ムギワラエビ」という名前で呼ばれていましたが、
最近になって、「ムギワラエビ」とはどうも違うらしいということがわかり、
「オルトマンワラエビ」と名前が変わりました。
「ムギワラエビ」は、−100m以深の深海に生息しているらしいく、
僕のようなお遊びダイバーが潜れるような水深にはいないようです。
でも外観上では区別するのは困難らしいです (どこかのページにそう書いてありました)
じゃあ、ムギワラエビって呼んでも正しいか、誤りかは判らないと思うけど、
その辺りはどうなんでしょうね?

結論として、深いはムギワラ、浅いはオルトマンと覚えることにしてますが、
その定義では、ムギワラにはいまだ遭遇できてません(笑) ←当たり前か・・・。

ところで、オルトマンワラエビっていう、和洋折衷な名前もどうにかならないものでしょうかね。
オルトマン氏が研究したワラエビと言う意味だと思いますが、ちゃんとした和名ではないのかも・・・。
それからもう一つ。
エビって名前が付いてますが分類学的な見知においては、いわゆる「エビ類」ではありません。
異尾類です。
異尾類には他に、ヤドカリや、コシオリエビなどがいます。

以前、この「オルトマンワラエビ」が泳ぐシーンに遭遇したことがあります。
コシオリエビよろしく、前足2本を前にピンと延ばし、通常折りたたまれている尻尾をパクパクさせながら、後ろに進んでました。
(やっぱり君も、コシオリエビもお互い親戚同士なんやね〜)


こんな感覚を覚えるダイバーは、あまりいませんよ(笑)



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