December/29/'02 後浜1号ブイ

平成14年12月29日です。
平成15年の幕開けをうらなう、最初のダイビングは、後浜1号ブイ。
定番どころをきっちり押さえてのいい滑り出しですね。
(なぜ、12月29日で最初かは、「ultrablue/感謝」を参照ください)

さてこの日は新調したおニューのスーツの初進水です。
スーツは、例年通り8mmの2ピーススキン(いわゆるカブリ)です。
出で立ちは、8mmのスーツの他に3mmのフード、
素足にロングのフルフットフィンです。

桟橋にトラックで到着すると、怪しくシルバーにペイントされて光り輝く
スチールタンクが並んでます。
何とも、いやらしいペイントですが、フリッパーズ黒黒軍団の背中には
違和感なく映えそうなところが怖い(笑)。
ウエイトは、当然10リッターのスチールタンクを選択しますので、
ベストに4kgとベルトに5kgで計9kgを準備します。

天候晴れ、強い波があり、北西風が吹き荒れる中、ボート上の気温は8度。
開始前タンク圧180barで、潜水開始時間はの10:19とあいなりました。
水中では、うねりもありますが、深度を落とすと気になりません。
まずは、−20mラインの砂地でコチ科のサカナを撮影します。
更に進度を下げて、最大深度−33.4mまで潜降しました。
最大深度時の水温17.8度です。透視度は20m程度はあったでしょうか。
何も目新しいものは発見できずに浮上を開始。
いつものコースで1輪車を右上方に確認しながら、徐々に深度を上げながら、東に進みます。
鉄枠の上方−10mのゴロタ辺りで幼い表情が可愛いサザナミフグの幼魚を発見。
しばらく様子を伺いながら2、3枚シャッターを押しました。

上の写真は、そのサザナミフグではなく(当たり前)、このコンテンツには2度目の登場の
サンゴトラギスです。

このトラギスはかなり珍しく、一生のうちに1度遭遇できればいいとされてるサカナです。
普通の図鑑には載ってなく、マニアのホームページ等でしか見ることはできません。

一度こんな事を書いてみたかったので思わず書いてしまいましたが、どこにでもいてるサカナです。
OWの講習ですら、名前を教えてもらえない普通種中の普通種です。
誰も気にかけてないので、名前を聞いてもあまり知ってる人はいません。
普通すぎて、特徴を説明するのも難しい。

ちなみに撮影データは、
レンズニコン マイクロニッコール105mm+ケンコー MC7(×2)
フィルムフジ ベルビア(+1増感)
ストロボニコン SB105(1/4発光)2灯
シャッタースピード1/250
絞りF16
といった感じでしょうか。

最終的に、平均深度14.2度、表層付近の水温18.3度。
終了時タンク圧約50bar。
浮上終了時間11:14、総潜水時間55分。
爽快な真冬のダイビングでした


爽快?
そんな、やせ我慢してぇ!
ホントはイグジット後のボート上が寒くて辛かったくせに・・・

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