December/29/'01 松島にて(3)

更に深度を上げると、向こうの方にいらっしゃる、久保師匠が僕を呼びました。


そこには、大きな岩の上に真っ赤なウミシダがいました。
久保師匠は、その中に潜んでいる何かを僕に見せてくださるために、
秘技を伝授してくださいました。

あ〜ら不思議、師匠のちょっとした動作で、ウミシダはその腕を広げ、中に潜んでいた、 写真のウミシダヤドリエビがその姿を現しました。

深紅のそのエビは、この世のエビとは思えないくらい美しく、
僕は息をするのを忘れてしまい、もう少しで、窒息して、この世とお別れするところでした。

それは、ちょっと大袈裟です。

僕の写真では十分に表現しきれてませんが、それくらい、美しいエビでした。



あちらを見ると、真のガイドの矢野氏とゲスト数名が何やら取り囲んでいます。

< BR>