August/7/'01 サルガウドウにて(2)

初めて、このサカナを見たのは、 僕のダイビングの師匠で、今はマリンドリームのオーナーであり、懇切丁寧なガイドの福留さん と「竜の浜」を潜ってる時でした。
当時は、ネズッポ類の存在すら知らなかったので、初めて見たときは、
(形は変やけど、これもサカナなんやねぇ〜)って思ってた記憶があります。

ところがですよ、この変なサカナが背鰭を広げるとさあ大変。
体に不釣り合いなほど大きな、その背鰭は、まるで、ジュリアナ嬢が扇子を広げたように、 美しく、我々を魅了しました。
その時は、 福留さん のデジタルカメラを持たせて貰ってて、
「早く、このヤマドリを撮りなさい」って合図を頂くんですけど、
それまでに、僕がバカみたいにダテハゼとか、オトメハゼばかりを撮ってたので、
ちょうど電池切れで、撮影できませんでした。

結局ヤマドリが扇子を、いやいや、背鰭を広げたシーンは、 後にも、先にも、この時しか見てないのですが、僕は、ホタテツノハゼが 団扇を、いやいや、背鰭を広げてるより美しいと思います。
※「ホタテツノハゼ」ファンの皆様ごめんなさい


それ以来「ヤマドリ」に魅了された僕は、 真のガイドの矢野さんにも、 名ガイドの吉松さんにも
(これは、ヤマドリではないですか?)
って色んなシーンで合図を送る事になるんですが、
(・・・違います)
(・・・ヤマドリではありません)
(それは、ミヤケテグリです)
って事になって、皆さんに迷惑ばかりかけてました。

でもなぜ「ヤマドリ」なのでしょうか?
魚なのに鳥って変でしょ?
ず〜っとそんな疑問を持ち続けてたんです。

で、この写真を見て、初めて納得しました。
顔が、「キジ」そっくりだったんですね。
「日本まんが昔話」の「桃太郎」に出てくるキジの顔、そのまんまでしょ(笑)

検索エンジンで「ヤマドリ」を検索してみるとキジ目キジ科の留鳥で普通種であるとのこと。

僕は山の鳥という意味で捉えてましたが、「ヤマドリ」というキジ科の鳥がいるんですね。
知りませんでした。


全身写真です


No.215_02 August 7 2001 at Sarugaudoh

背中に立派な扇子をたたんでいるのが見えますが、この日は 残念ながら、開くことはありませんでした。



※ 勝手に「ヤマドリ」の名前の由来を想像してますが、全然関係ないかもしれません。


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