June/16/'01 勤崎

(あっ)
(サンゴモエビだっ)
(こいつは、写真に収めなくては)
僕は、この海老を見るのが初めてだったし、以前から見たい、見たいって思ってたので、 ファインダーに海老を収めようと、探していました。
すると、フリッパーズの名ガイド 吉松氏が、僕のフィンをノックします。
なんだろうと、ふり返ると、「こちらを先に撮りなさい」って合図されてます。

そこには、写真の通り、すばらしく美しいサカナがチョロチョロしてました。
(なんて、鮮やかな体色だろう)
いつもよく見るベラの幼魚たちに混ざって、泳いでいる彼女をファインダー越しに 追いながら、
(掃き溜めに鶴とは、こんな事を言うんやね)
って、意味不明なことを考えてました。
それくらい、彼女は異彩を放ってました。

撮影現場では、パステル調の明るい紫に、白っぽいラインが美しく見えたのですが、 ポジでは、鮮やかな青にレモンイエローのラインで写ってますね。
これらの絶妙な色合いが気に入りました。
でも、残念なことに、はっきりした名前が分かりません。
和名のない、キツネウオの仲間の幼魚で「プリンセス何とか、かんとか」 というらしいのですが、聞き漏らしてしまいました。

ごめんなさい。