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心の石-12月26日

早いもので今年も12月26日となった。
平成16年、西暦では2004年の今日。
やはり年末であわただしい5年前の事。

暦を遡ると、当日は日曜日だった。
夕食を済ませて一息ついていた頃、妙に甲高く電話が鳴った。
電話の主はダイビングで知り合った友人からだった。
いつも明るい電話の主からは想像できない沈んだ声が聞こえた。

「星加が・・・」

ただ事ではない雰囲気を察した。

「立石さん、そんな事、冗談でも、言うもんやない」

私の精一杯の言葉。

「冗談と違う・・・」

友人の回答

全く信じられない事実が目の前に突きつけられた。
どう表現してよいのか、未だにわからない。
私からも知り合いのダイビング仲間に連絡をした。
東京、滋賀、大阪、兵庫、岡山、他にも知らせただろうか。
その時以来、クリスマスの翌日は彼の命日となったのだ。
世間では年末の最も華やいだ季節なのだが、
私の気持ちの奥底には、重い石を抱えてうずくまっている小さな自分がいるようだ。
時間と共に石の重さは軽くなっているのかもしれない。
しかし、その石の重さを感じなくなる時が来るのだろうか。
今は無理、
今はまだ無理。

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