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旧ソ連、LOMO社のカメラ

先日、「スメナ8M」という旧ソ連製のカメラをオークションで落札しました。
必要な部品が欠品しているということで、ジャンク扱いでしたが、
その部品の調達が可能であれば、撮影動作に支障はないということでした。
このカメラは、旧ソ連のLOMO社のもので、現在は当然生産されていません。
35mmフィルム(いわゆる135版)を使用し、欠品している部品とはフィルム巻き取りのスプールでした。
なぜそんな物がなくなるかというと、ダブルマガジン方式でも使用可能で、
巻き取り用のスプールが脱着式となっており、紛失されている事が多いのだそうです。
この程度の事であれは、僕でもなんとかなると判断し落札しました。
っで、現品が届いたので早速試写です。

まず、行きつけのカメラ屋さんで、現像後不要となったスプール貰いました。
今まで知りませんでしたが、メーカーによっていろいろ違うものです。
いつもは、パトローネの中にあり一般のユーザの目に触れることのないものですが、
手に取ってみると、各社様々です。
コダックは、フィルムの終端をテープで留めてあるため、スプールには溝も何もないプレーンな状態でした。
富士フイルムは、中心付近に短い溝があり、絶対に外れないような強力な爪の加工が施されてました。
今回は富士のスプールの溝に収まるよう、新品のフィルムの先端を細くハサミで切って件の溝に納めました。
バッチリです。
ところが、いざ撮影となると、レリーズ後にフィルムの巻き上げが出来ません。
あまり力任せに巻き上げダイアルを回しすぎて、壊してしまうのも悲しいので、しばらくいろいろ試してみました。
どうにも埒があかないので、撮影済みのカットが感光するのは致し方ないのですが、裏蓋を開けてみました。
スプロケットを指で回してみると何とか回りました。
前半の3カット分が感光しましたが、シャッターボタンを半押し、巻き上げダイアルを少し巻くと
何とか巻き上げが可能となる癖を発見しました。
妻は少し前に、同機種「スメナ8M」のデッドストック品を専門のショップで購入してますので、
使用感そのものは快適な様子です。
ただ、フルマニュアルカメラなので、その使用方法に少々とまどっているようでしたが・・・。
それと比較するとやはり、僕の「スメナ8M」はジャンク品であったようで、撮影は困難を極めました。
フィルムの巻き上げにいちいち力が要りますし、撮影後の巻き取りも、がっちん、ガッチンと
とうてい普通じゃない音がしてます。
現像後の写真は、中心部が何とも「眠たく」見ていて苛つく写りです。端はちゃんとピントが合ってるので
どうもレンズにも問題があるようです。
「通常流通価格の3~5分の1で入手出来たけど、使えないんじゃ仕方がない・・・」
意気消沈してましたが、後学のために分解して何が原因なのかを特定することにしました。
だめで元々です。
壊す事に全く後悔を感じず、半ばやけくそでドライバー片手に分解してみました。
中身は結構シンプルで、この程度であれば再度の組み立ても可能です。
っで、折角ですから不具合部分の調整を行ってみました。
まず最大の問題は、フィルム巻き上げ機構の肝になる「カム」です。
スプロケットの回転に連動して動作する「カム」の先端に、尋常ではない「曲がり」があったことです。
ラジオペンチで修正です。
更に、ノギスでレリーズに連動するピンの動作距離を測りながら、
フィルムカウンタの歯車につく部品との「遊び」を調整しました。
その他ミシン油を差したりして再度組み上げたところ、すこぶる調子が戻ってるではありませんか。
妻の持つデッドストック品と遜色の無い動作のように感じました。
ついでにレンズも眼鏡拭き用のハイテククロスで磨いてみたら、中心部の汚れが嘘のようにクリアになってしまいました。
逆光の際の弱点としてカメラボディー内での内面反射があります。
これを克服するために、内部に黒色の植毛紙を貼り、フィルムケースを利用してフードも自作してみました。
当然ですが、フードの内側にも植毛紙を貼ってます。
そんな自前のオーバーホール後の写真がこれです。
CMEHA 8M(T-43 40mm) f11 1/250 AGFA VISTA100(ISO 100)


大満足な写りとなりました。
旧ソ連の「T-43」というこのレンズ、侮れません。
そろそろ入手が困難になりつつある、アグファ社(ドイツ)のフィルムと相まって
「CMEHA 8M」は外出の際に、手放せないカメラになってしまいました。

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