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月 光


August 22 ’05 撮影
職場からの帰り道、
11月も半ばとなると18:30といえば辺りは真っ暗です。
しかし、今週はなぜか薄明るいんですね。
ショルダー鞄が左肩に重くのしかかるのですが、こうも明るいと
仕事でぐったり疲れているはずの気持ちまで軽やかになるから不思議です。
そう、頭上には丸く大きな明るい月が、浮かんでました。
改めて辺りを見回すと、その明かりが青白く山々を、田畑を、屋根を照らしてます。
今日は特別に空気も澄んでるみたいで、その光が真っ直ぐにここまで届いてます。
ちょっと手を伸ばせば手に取る事ができるかのように美しく輝いています。
そのすぐ横には、火星が赤く、真っ赤な光を放っています。
雲がまばらにあるのもまた、透き通ったそれを引き立てることに一役かっているようです。
ふと、こんな澄んだ晩秋の空を写真に収められないかと考えてみました。
この住宅街の隙間に見える山影を、その光をバックに白川義員氏の画のような
壮大なアングルと、奥行きと、情熱をもって切り取ることができないか・・・、
レンズとか、フィルムとか、三脚とか、カメラとか、そんな下世話な議論じゃなくて、
僕のこのイメージを具現化できないか・・・と。
そんな雑念を振り払うように、僕の頭の中には、鬼気迫る迫力で3枚のイメージが
収められたような気がします。
皆様にご覧頂けないのが残念でなりません。
いつか、このイメージを発表できる日が来る事を祈りながら歩きました。
普段なら、ガックリと肩が落ちている帰路なのですが、今日は僅かですが、
胸をはることができたような気がします。
青く、深く、柔らかな月の光に包まれながら静かに家路を歩いている時の話しです。
平成17年11月 澄みわたる月夜 竹田

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