Home > アーカイブ > 2001-10

2001-10

「クモウツボ」

September/23/’01 後浜2号ブイにて

なにかと怖いっていうイメージが先行しがちなウツボですが、
どうも実際はそうでもないようです。
実際、トラウツボとかイカツイ風貌の奴もいるんですけど、
ホントは気弱な奴ばっかりじゃないんでしょうか?
僕たちが近づいたら、ほとんどの個体は逃げる仕草を見せますよね。
ハナヒゲウツボなんかは、口をいっぱい開いて威嚇するんですが、
だんだん巣穴に後戻りしてるし、まあ、そこが可愛いんですけどね。
写真のクモウツボも何とも頼りない、気弱そうな顔をしてるでしょ?
彼(?)も、僕を避けるように、ガンガゼの陰に隠れるように
後ずさりしました。
(おい君、ガンガゼの陰に隠れても、全部見えてるって・・・)
(別に、取って食べる訳じゃないから、逃げなくてもいいって)
(何もしないから、こっち、おいで)
(・・・でも、矢野さんの作るウツボの唐揚げは、ビールのつまみに最高なんよねぇ・・・)
(ピリリと効いた、一味唐辛子が・・・、う~んたまらん)
この、ビールのことを考えてる僕の心を読みとったのか、
彼は、この後すぐに岩陰に隠れてしまいました。

全文を読む

「クビアカハゼ」

September/23/’01 後浜3.5号ブイにて(2)

後浜には、色んな所に、沢山いるクビアカハゼです。
今まで、何度もシャッターを押しました。
今回は、水がそこそこ澄んでいたので、自然光による撮影に挑戦です。
でも、自然光だけでは、青一色となってしまいました。
ちょっとだけ、電気の光を借りたのが上の写真です。
クビアカ君の顔にビデオライトを弱めにあてています。
ストロボ光による写真とは、少し雰囲気が変わりますね。

「オトメハゼ」

September/23/’01 後浜3.5号ブイにて

この仲のよい2匹は、ご主人が、方向を変えると、奥さんもそれに従って
方向転換をします。
クビアカハゼを撮るために、腹這いになってじ~っとしてる僕の周りを、
食べた砂をエラから出しながら、ぐるぐる廻ってくれました。
まっこと、オシドリ夫婦です。
まごうことなきオトメハゼのめおとです。
上から読んでも下から読んでも「山本山」。
また、妙なことを書いてしまいました。
ごめんなさい・・・。

「トゲツノメエビ」


Nikon Micro-Nikkor 105mm f2.8D + anthis CL-90 ( X1.3 )

September/22/’01 後浜にて

少し灰色がかった乳白色の体色に柿色模様があり、その中に黒の玉がちりばめられている美しい姿を、ファインダー越しに観察しながら、シャッターを押すのも忘れてました。
(綺麗だ)
(バタバタさんに苅田・・・)
(・・・違う)
(借りたクローズアップレンズのお陰で大迫力で迫ってくる感じやね・・・)
(美しい)
(久しぶりに会うことができたねぇ)
(・・・いかん、いかん、後ろで、皆様が順番、待ってるんやった)
それで、出来上がった写真が、これです。
沢山シャッター押したけど、どうにか皆様のお目にかけられるのはこのワンカットでした。
この日は久しぶりに 久保師匠 とご一緒させて頂きました。曰く
「このエビはピント合わせが難しいね」
とのことでした。
ホントに難しい。
僕の順番の時は、そこそこ、じーっとしてくれてたんですけど、
その名前の通り、永井・・・
いや・・・
長い、尖った目を、結構動かしてくれるんで、目にピントが合うのは一瞬なんですよ。
その瞬間にシャッターを押せるかどうかが、ポイントになるんでしょうね。
(ごめんね、こんな風にしか撮ってあげられなくって、本当は、綺麗なのに・・・)
ご一緒した、皆様は、美しいエビとして、上手く撮影されてるんでしょうね(笑)

全文を読む

「クルマエビ科の一種」

September/8/’01 竜の浜にて(night)

通算226回目のダイビングは、2度目のナイトダイビングでした。
最初はアドバンスの講習の時に、 今はマリンドリームのオーナーで懇切丁寧なガイドの福留氏 と二人だけで潜りました。
その際、漆黒の闇の中にエントリーしていく瞬間は、緊張しまくっていました。
でも、ナイト特有の、夜の生き物の繊細な表情は素晴らしく、ハチの「ウイッ、ウイッ」っていう鳴き声(?)は今だにインパクトのある思い出として残っています。
さて今回はというと、別のサービスのダイバーと同時刻に、エントリーとなったために、30~40名のダイバーが各々ライトを持ってそこら中をうろうろしており、初めて潜った時のような夜の海の神秘性はあまり感じられませんでした。
しかし、やはり夜の海は素晴らしかったです。
昼間は見ることのない生き物たちの生き生きとした表情が、あの広大な砂地の各所で見られます。
・漫画のように、頭を持ち上げて、足を丸めているタコ
・寝ながら泳いでるアオヤガラ
・流されないように、珊瑚に噛みついてねてるカワハギ
・フリソデエビの餌にしたら1年分になる超巨大なヒトデ(70cm)
・写真のちっちゃなクルマエビ科の一種
砂粒と比較すれば、その大きさが想像していただけると思います。
このエビは、すぐに砂に潜ります。
いけないこととは思いつつも、指示棒で、堀り出して撮影してしまいました。ごめんなさい。

全文を読む

「スジクロユリハゼ」

September/8/’01 勤崎にて

さて、スジクロユリハゼです。
このハゼは、大好きなハゼです。
ただ、少々深いところにしかいないのが、タマニキズです。
この写真は、ストロボの設定が偶然に、1/4発光となってたので、TTLでありがちな、全身光り輝く、ピカッっていうハレーションは起こってないようです。
ただし、胸鰭辺りははしっかり光り輝いてますが・・・(悲)。
この個体は、腹鰭に大きな傷が見受けられます。
生まれつきなのか、それとも、何かに襲われたか?
それはともかく、結構寄らせて貰えた個体でした。
最短近くまで寄っても、堂々としており、こちらを見るわけでもなく、じ~っとしてます。
巣穴に凹ませることもなく、僕は撮影を終えることができました。
サカナに緊急避難をさせずに撮影ができたことが、すごく嬉しかった(笑)。

全文を読む

「キサンゴカクレエビ」

September/8/’01 サルガウドウにて

ガラスハゼを撮り終えて、一息ついていました。
※水の中で写真を撮ってると本当に「一息つく」っていう表現がぴったりですよね。
(さて、次は何を撮ろうかな)
って思ってた矢先、名ガイドの吉松氏が僕を呼び寄せます。
氏は、かなり興奮しています。
その様子から、
(えっ、またホムラハゼ?)
(それとも、シーラカンス?)
って思いながら、ゆっくり近寄りました。
すると、スレートに
「ここ(柏島)では初めて」
「前、伊豆では見たことあり」
「キサンゴ」
「カクレエビ」
って、次から次へと書かれました。
(何、それ?)
(キサンゴカクレエビ?)
(知らんなぁ・・・)
氏の指し示す指の先には、キサンゴがあります。
エビはいません!
(???)
氏は誇らしげに、指し示し微動だにしません。
(どこ?)
で、再度、氏の顔を見ると、
しょうがないなぁ、っていう自信に満ちた表情で、わかりやすく、エビを教えてくださいました。
全くキサンゴと同じ色の、ちっこいエビがいました。
全長6.5mmです。
僕たちは、諸事情によりライトを持っていませんでした。
(こんな薄暗い海で、しかも1cmにも満たないちっこいエビをライトも無しに、
よく見つけるものだ)
流石、名ガイド氏です。
(それにしても、ぶっさいくなエビやなぁ)
そのエビの存在や、価値がわかってない僕にとっては、
猫に小判
豚に真珠
馬の耳に念仏
馬耳東風
天高く馬肥ゆる秋
陽は高く
海の辺の丘に登って見下ろせば
雲母に光る入り江の碧に
休らう白い美しい船
あれれっ、またまた窒素のイタズラがはじまったかな・・・?
薄暗い中、キサンゴカクレエビはキサンゴの周りをくるくるまわって逃げようとするし、ピント合わせは大変でした。
だからって、エビにピントが合ってないのは言い訳になりませんが・・・。
そんな中、水中ライトの重要性を再度認識したダイビングでした。
って、違うやん、キサンゴカクレエビが見られて良かった だろ?

「ヤシャハゼ、ハナハゼ、(ランドーリ)」

September/8/’01 後浜2.5号ブイにて

写真は、ハナハゼとヤシャハゼとランドールズピストルシュリンプです。
それぞれペアでいます。
こう書きながら、自動車のパンフレットを思い出しました。
パンフレットの下の方に、ちっちゃなフォントで必ず出てくるフレーズです。
※写真はGTS25 typeX メーカーオプション装着車です。ボディーカラーは、ピュアブラック。バードビューカーナビゲーションシステムはディーラーオプションです・・・云々。
そんな車の写真は、夕陽をバックに下方から煽って、撮してますから、ボディーカラーは黒なんだそうですが、オレンジ色に光ってしか見えません。
アルミホイールから、グレードの判別はなんとかできますが、オプション装着車って言われても「ヘッドランプの玉を変更してある」とかは写真では分かりませんし、極めつけは、カーナビが付いてる付いてないは、こんな外観のイメージ写真には、関係ない話です。
この写真も、ヤシャハゼの生態を紹介する僕の中でのイメージ写真です。
僕のイメージですから、細かなディテールは必要ありませんので、引いて撮ってます。
それから少々分かりづらいですが、ヤシャハゼもペアです。
左下の巣穴入り口に、こちらを向いている個体が分かりますか?
僕は、ヤシャハゼを発見すると、いつも写真のように光り輝いているように見えます。
っが、実際は乳白色です。
それから、カーナビに相当するのが、「ランドールズピストルシュリンプ」。
この写真の場合、シャッターを切る前に、巣穴に入ってしまいましたが、ペアでいます。
ハレーションをおこしてるものや、写ってないエビの紹介をしたりしましたが、
まあ、イメージと言うことで、ご勘弁を・・・。

責 任


平成13年8月25日、219回目のダイビングのエキジット直前、表層付近
平成13年9月26日、1頭の犬を捕獲した。
職場の建物建替え工事の建築現場に、1ヶ月位前から住み着いていた迷い犬で、 茶色のシベリアンハスキーの♀だ。
彼女は工事現場のオッちゃん達や、僕の職場の職員からもたいそう 可愛がられていた。
ところが、イヌが敷地内に居着いて、万が一の事があってはならないから、
捕獲後、処分するように・・・との指示が出た。
首輪をしていて、全然吠えなくて、つぶらな瞳で、人なつっこかったので、
誰かに飼われてたのだと思う。
あんなにおとなしくて、よく馴れた犬が、飼い主から逃げ出すとは考えづらいので、 何らかの理由で捨てられたのだろう。
僕の上司が連絡をしており、
前日の25日、市役所の担当課の職員が、野犬の捕獲檻を設置していった。
人に慣れて、素直な彼女は、何の疑いもなく僕の職場の職員の誘導に従って、
その檻に入ってしまった。
檻に鍵をかけるのは僕の役割だった。
南京錠を2ヶ所にはめたのだが、そんな僕にもしっぽを振って愛嬌を振りまいている。
その後、市役所に電話を入れるのも僕の役割となった。
そして、彼女はトラックにも素直に乗って、行ってしまった。
フリッパーズのマスコットのティナは、♀のゴールデンレトリーバーですが、
こんな大きな犬に近寄れるようになったのもダイビングのおかけでした。
基本的に、犬とか猫とかはあまり得意ではありません。
でも、何度も会ってるうちにティナだけは大丈夫になりました
別の犬はまだまだ、ですが、
そのシベリアンハスキーはなぜだか最初から、座って頭を撫でることができたのに・・・。
茶色のシベリアンハスキーは捕獲後、1週間経った今日、処分された。
僕は今、ヒトの計り知れないエゴに反吐が出る思いだ。
平成13年 秋冷 竹田

全文を読む

「リュウキュウヤライイシモチ」

September/1/’01 サルガウドウにて

マツバスズメダイの幼魚達の群の中に、一際異彩を放つ魚がいました。
ここはサルガウドウのいつもの根の-7mの棚の上でのことです。
3cmの透き通った身に頭部の鮮やかな黄色、黒色の縦縞と尾鰭の黒丸が素晴らしいアクセントです。
(この魚は絶対初めて見る魚だ)
(珍しいんだろうか?)
(いや、案外普通種かも)
(たぶんどこにでも居るんだろね・・・)
早速、真のガイドの矢野氏に聞いてみると、
「あぁ、うん、・・・いますよ、まあまあ」
(やっぱりね)
調べてみると「リュウキュウヤライイシモチ」の幼魚のようです。
すぐに「タケダイシモチ」とか、命名しなくなったでしょ?
僕も、少しずつですが、成長しているんですよ(笑)

「タテジマヘビギンポ」

「タテジマヘビギンポ」

この写真をご覧になっていかがでしょう?
正面に回り込んで水平位置から撮ってるように見えるでしょ?
実際は、根の壁面にちょこんとくっついているところを、真下から見上げるアングルで撮っています。
当然、息をこらえてファインダーを覗いていますが、ストロボがピカッと光るとタテジマヘビギンポ君はびっくりして飛び上がります。
でも、またもとの位置に戻ってくれます。
しかしいつまでも息が続くわけではなく、エギゾーストティーから排出された僕の息の一塊は、まずネクサスのハウジングに当たり、2つに別れます。
それから自然の道理に従って、まっすぐ浮上を始めます。
壁面に当たりながら更に細かく砕けていき、ついにはタテジマヘビギンポ君を蹴散らしてしまいました。
ところが彼は、またもとの位置に戻ってくるからけなげですね。
ピカッピカッ、ブクブク。
で、またちょこんと元に戻って来て・・・。
ただ、3回続くと流石にいなくなってしまいました。

全文を読む

Home > アーカイブ > 2001-10

feeds

Return to page top